何でもOKに? EUのウオツカ戦争終結

 EUのウオツカ戦争終結=定義めぐり合意
12月18日7時0分配信 時事通信


 【ブリュッセル17日時事】欧州連合EU)は17日当地で開いた農相理事会で、
穀物とジャガイモ以外の原料で製造されたウオツカについても、
原料名を明記すればウオツカと呼ぶことを認めることで合意した。

EU域内ではウオツカの定義をめぐって5年間にわたって議論が繰り広げられ、
「ウオツカ戦争」とも呼ばれていたが、
政治的な妥協が成立した。


 何をウオツカと呼ぶかについては、
ポーランドスウェーデンフィンランドなどが、
穀物かジャガイモからつくられたスピリッツ」と規定すべきだと主張。

これに対し、英国、アイルランド、オランダは、
「サトウキビやブドウから製造されたもの」もウオツカと認めるべきだと反論していた。

 今後は、ラベルに原料名を明記すれば、ウオツカと呼ぶことが認められる。

EUの執行機関、欧州委員会のフィッシャーボエル委員(農業・農村開発担当)は
「現実的な妥協に達した」と歓迎した。

原文そのまま