「我々こそ最大の被害者」損害賠償請求も辞さず―中国

<ギョーザ事件>天洋食品「我々こそ最大の被害者」損害賠償請求も辞さず―中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080216-00000010-rcdc-cn

2月16日12時39分配信 Record China

2008年2月15日に開催された記者会見で、天洋食品の底夢路(ディー・モンルー)工場長は「今回の事件で当社は巨額の損失を蒙り、信用も著しく傷つけられた」と語り、真相が解明された後、関係方面に損害賠償を求める可能性も排除しないことを示したという。「中国新聞網」が伝えた。

底工場長は記者会見で「これまでの各方面の調査で、当社の生産、貯蔵などの過程に問題がまったくないことがはっきりしている。国家質量監督検査検疫総局と河北省輸出入検査検疫局のサンプル検査でもいずれもメタミドホスは検出されていない」と工場の管理体制に問題がないことを訴えた。

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また、「当社は河北省輸出入グループに所属する国有企業で、設立以来、賃金の未払いや従業員の権利を侵害する案件は一度も発生していない。従業員の待遇は同業者の平均よりも高いし、ここ数年労働争議も発生していない」と従業員との関係にも問題がないと主張。

さらに「今回の事件で当社は経済的に巨額の損失を蒙っただけでなく、名声や信用も著しく傷つけられた」と語り、真相が解明された後、関係方面に損害賠償を求める可能性も排除しないことを示し、同社が被害者の立場であることを強調した。(翻訳・編集/HA)

工場からギョーザ押収 中国警察当局の捜査続く
- ANN(テレビ朝日系) - 海外総合
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 中国製ギョーザによる薬物中毒事件で、天洋食品に再び中国の警察当局が入り、倉庫に保管されていた日本向けのギョーザが入った段ボール箱を運び出しました。

 16日午前、天洋食品に入った捜査員らは、1時間半ほど工場内を調べた後、冷凍倉庫から「ひとくち餃子」と書かれた段ボール20箱あまりを運び出しました。倉庫には、日本に向けていったんは出荷されたものの、輸出できずに返品されたギョーザ、コンテナ2つ分が保管されていました。天洋食品は15日、工場内を日本人記者らに公開するとともに、「生産過程で毒物が混入した可能性はない」との見解を改めて強調しましたが、中国の警察当局は刑事事件の可能性も排除しておらず、捜査を続けています。
 一方、人民日報など中国の一部新聞は、徳島県で袋の外側から微量のジクロルボスが検出された問題ついて、徳島県知事が、原因は「店内の殺虫剤とほぼ確定した」と述べたことを取り上げ、「問題のギョーザは中国と無関係」などの見出しで伝えました。

 記事すべて、原文そのまま


 ・・・なるほど、そういうことですか。
 先日、中国国家品質監督検査検疫総局は
「原料・生産・加工から輸出までの各段階で異常は全くなかった。人為的な破壊行為の可能性はほぼない」と強調しました。


黄砂の問題も含めて、よく分かりました。

とにかく、こころして見させていただきますよ、今度の「北京オリンピック」。


ギョーザ中毒 メタミドホス、国内流通品と別物 警察庁断定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080217-00000058-san-soci

2月17日8時0分配信 産経新聞

 中国製ギョーザ中毒事件で、警察庁は16日、千葉、兵庫両県で中毒被害が出たギョーザから検出された有機リン系殺虫剤「メタミドホス」は、日本国内で流通しているものでないと断定した。国内で使用されている「純粋系メタミドホス」にほとんど含まれない不純物が混在していた。

 千葉、兵庫両県警の共同捜査本部は、中毒を起こしたギョーザを押収、中毒物質を両県警の科学捜査研究所警察庁科学警察研究所で、ガスクロマトグラフ質量分析にかけ、化学成分を分析する一方、国内の研究機関で食中毒検査の試薬として使われる純粋系メタミドホスとの比較鑑定を進めていた。

 この結果、ギョーザに混入していたメタミドホスには、製造過程で発生する副生成物が不純物として混在していることが判明。国内で流通するメタミドホスは不純物がほぼ除去されており、両者は完全に別物であることが分かった。

 また、日本国内では、メタミドホスは厳しい管理の下、限られたルートで研究機関などに食中毒検査の試薬として流通しているだけで、殺虫剤として市販されることはない。このため、捜査本部は中国国内で混入した可能性が高いとみて捜査を続けている。

 捜査本部は、千葉、兵庫で中毒を起こしたギョーザから検出されたメタミドホスが同じものかどうかの鑑定も進めている。しかし、時間の経過によって成分が変質していることもあり、同一性の鑑定は難航している状態だ。

中国製の冷凍とんかつ、殺虫剤「ホレート」検出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000061-yom-soci
2月20日23時24分配信 読売新聞

 神奈川、静岡、山梨の3県で6生協を運営している「生活協同組合連合会ユーコープ事業連合」(横浜市港北区)が販売した中国製の冷凍食品「レンジDEロールソースかつ(アスパラ入り)」(8個入り、200グラム)から、有機リン系殺虫剤「ホレート」が検出されたことが20日、わかった。届け出を受けた横浜市保健所によると、この商品1袋分を食べると、急性中毒に陥る恐れがあるという。市保健所は21日にも検査機関で詳しく調べる。

 ユーコープは、20日からの配達販売開始にあたって検査していたところ、冷凍とんかつから、ホレート1・2ppmを検出した。横浜市保健所によると、中国でホレートは「メタミドホス」と同じく農薬として使われることがあり、毒性はホレートの方が強い。ユーコープは販売を中止し、自主回収を始めた。商品は中国・山東省の「山東仁木食品」が製造し、「ニッキートレーディング」(大阪市)が輸入、「ニッキーフーズ」(同)を経てユーコープに渡った。

 山東仁木食品が製造した冷凍食品を巡っては、大阪市広島県で19日、「青島ニラ肉焼まん」からメタミドホスが検出されている。