本日開幕「姫路菓子博2008」

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世界遺産・姫路城(兵庫県姫路市)周辺で開かれる全国菓子大博覧会(4月18日~5月11日)の目玉で、菓子で作った実物の50分の1サイズの「姫路城」が27日、会場で披露された=写真。

 県内の和洋菓子職人が1年がかりで仕上げた大作。高さ1・75メートル、砂糖は800キロも使った。石垣と城壁の古色をシナモンで再現、石段数を実物に合わせる手の込みよう。

 平成の大修理を控え、観光客の減少も懸念される姫路城。実物そっくりの城を見上げた子どもの笑顔に、職人は「菓子でも世界遺産!」と甘ーくPR。【松田栄二郎、写真も】

2008年3月28日


 兵庫県姫路市の姫路城をメーン会場に18日開幕する「第25回全国菓子大博覧会・兵庫」(姫路菓子博2008)を前に、関係者向けの内覧会が17日に催された。会場には全国の職人が制作した工芸菓子約170点も展示され、来場者は感嘆の声を上げていた。

 全国の銘菓約4300種が一堂に会す国内最大の菓子の祭典。内覧会では、砂糖でできた50分の1サイズの「姫路城」や、トリュフチョコ約3万5000個で覆われたチョコレート地球儀(直径約3メートル)=写真=などが披露された。

 5月11日までの期間中、各パビリオンでは菓子の展示・即売などがある。【松田栄二郎、写真・森田剛史】

2008年4月17日


4月17日20時4分配信 毎日新聞

 兵庫県姫路市の姫路城をメーン会場に18日開幕する「第25回全国菓子大博覧会・兵庫」(姫路菓子博2008)で、城内にある市立動物園のツチブタが「猛烈に臭く、食品を扱う菓子博になじまない」との理由で、専用小屋から奥まった猛獣舎に追いやられた。アリクイに似た愛くるしさで、子どもたちに人気の動物。やむなく決断した福岡敏夫園長は「鳴き声やにおいも動物園の楽しみの一つなのだが…」と複雑な表情だ。 

 姫路市立動物園は、約120種を飼っている。ツチブタはアフリカ原産で、体長約1メートル。西日本では姫路に2頭いるだけの珍獣だ。

 昨年3月策定の菓子博実施計画で、パビリオン群がツチブタ小屋のすぐ東側に建てられ、動物園を縦断する通路「動物園前ゲート」の利用客は必ず小屋の前を通過することが決まった。ツチブタはアイドル的存在だが、体からアンモニア臭を発し、風下なら50メートル先でもにおう。このため、関係者の間で「においをどうする」との声が急浮上した。

 動物園は昨夏以降、7種類もの消臭剤を小屋に散布したが、効果はゼロ。小屋から南西約30メートルにあり、コンクリートで囲まれ、においが漏れにくい猛獣舎の寝室が空いていたため、今年3月末に“緊急隔離”した。 

 隔離は、菓子博期間中の5月11日まで。観賞は可能だが、寝室の柵は小さく、内部も薄暗いため、よく見えない。旧小屋の前には「空室」と書かれた紙が張り出され、引っ越しを知らずに「ツチブタはいなくなったの?」と旧小屋の前で困惑する来園者も多いという。【馬渕晶子】