米マクドナルドはしばらくトマト抜き


6月10日10時0分配信 産経新聞

 【ロサンゼルス=松尾理也】一部の種類のトマトに付着したサルモネラ菌が原因とみられる健康被害カリフォルニア州など全米各地で相次いでいることから、ハンバーガー最大手のマクドナルドなど米国の複数のファストフードチェーンは9日、生トマトの提供を一時的に見合わせると発表。全米のマクドナルドなどで販売されているハンバーガーなどから、いっせいにトマトが姿を消した。
 米食品医薬局(FDA)は7日、サルモネラ菌による健康被害が全米16州で相次いでいると警告していた。マクドナルドは、提供取りやめは「予防的措置」とするとともに、サルモネラ菌付着のルートなどが判明するまで、「トマト抜き」を続けるとしている。
 同様の措置は、バーガーキングなど他の大手ハンバーガーチェーンのほか、小売り大手のウォルマートにも広がっている。