サントリー、国産ウイスキーとブランデーを値上げ


6月11日8時34分配信 日刊工業新聞

 サントリーは10日、国産ウイスキーとブランデーの一部商品を9月1日から2・3―13・3%値上げすると発表した。全32ブランド82品目のうち7ブランド18品目が対象。例えば「山崎12年」が現行の6780円から7000円となる。

 原材料となる麦芽の価格は08年1―3月で06年比2倍となっており、合理化策だけでは吸収できないと判断した。

 「ザ・サントリーオールド」など低価格帯の3製品は9月9日にリニューアル発売し、実質値上げする。



6月10日20時14分配信 読売新聞

 サントリーは10日、国産ウイスキーとブランデーの希望小売価格を9月から値上げすると発表した。

 増税によるものを除くと、値上げは1983年以来25年ぶり。増税によるものを入れても24年ぶりとなる。

 今回の対象は高価格帯の7ブランドで、2・3~13・3%引き上げる。ウイスキーは「響17年」(700ミリ・リットル)を810円値上げして1万円、「山崎12年」(同)を220円値上げして7000円とするなど。ブランデーの「V・S・O・P」(同)は146円値上げして2500円とする。この一方、手ごろな価格で親しまれているウイスキーの「角瓶」「レッド」は据え置く。

 サントリーは値上げの理由について、ウイスキーの主原料となる麦芽の価格が06年に比べて約2倍に高騰したことなどを挙げている。「17年」「12年」物のウイスキーの製造コストとは直接、関係ないが、「これから仕込む商品の品質を維持するには、現行価格では限界」(広報)と説明している。



6月11日8時3分配信 産経新聞

 サントリーは10日、国産のウイスキーとブランデー32ブランド82品目のうち、7ブランド計18品目を9月1日から2・3~13・3%値上げすると発表した。麦芽やトウモロコシなどの原材料や包装材料の価格高騰が理由。酒税の改定を除く、ウイスキー、ブランデー類の値上げは昭和58年以来25年ぶり。