<牛肉偽装>等級低い和牛「飛騨牛」に JAS法違反 岐阜

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「会社としての不正はない」と報道陣の前で話す吉田明一社長=岐阜県養老町の「丸明」本社で2008年6月21日午前9時7分、山田尚弘撮影


6月21日11時28分配信 毎日新聞

 岐阜県養老町の食肉卸売会社「丸明(まるあき)」=吉田明一社長(65)=が、等級の低い肉質の牛肉をブランド和牛「飛騨牛」と偽り、自社販売店で店頭販売している疑いがあるとして、農林水産省岐阜農政事務所や岐阜県がJAS(日本農林規格)法違反などで調査に乗り出したことが21日、分かった。岐阜農政事務所は20日、同社に生産日誌など関係書類の提出を求めた。不当表示を禁じた景表法違反も視野に調査し、悪質な場合は刑事告発を検討する。

 県食肉事業協同組合連合会(県肉連)によると、飛騨牛岐阜県内で14カ月以上肥育された黒毛和種で、日本食肉格付協会(本部・東京)の格付けで肉質が5等級~3等級の肉。2等級以下の牛肉は「岐阜県産」「飛騨和牛」としか表示できない。

 だが同社の養老町内の自社販売店では、2等級の精肉を「飛騨牛赤身焼肉」として販売していた疑いが持たれている。

 同社から和牛を仕入れている東海・北陸地方を中心としたスーパーマーケットチェーン「バロー」(本部・岐阜県多治見市)は21日、愛知・岐阜両県の計47店舗で販売している丸明の飛騨牛の販売を取りやめ、開店前に商品を撤去した。客から申し出があった場合には、返品に応じるという。

 民間信用調査会社などによると、丸明は1972年創業で、07年12月期の売上高が約100億円の県内トップクラスの食肉卸売会社。養老町高山市に販売店が3店舗あるほか、高山市名古屋市・栄などに飛騨牛専門のレストラン計5店舗がある。従業員は約50人。吉田社長は県肉連の理事を務めている。【稲垣衆史、山田尚弘】



6月24日13時0分配信 読売新聞

 岐阜県養老町の食肉販売会社「丸明(まるあき)」が、ブランド和牛「飛騨牛」を偽装表示していたとされる問題で、吉田明一社長が、農林水産省岐阜県の聞き取り調査に対し、格下の肉を混ぜて飛騨牛として販売するよう、従業員に指示したことを認めていることが24日、わかった。

 県などによると、吉田社長は、23日の調査の際、格下の肉を混ぜて飛騨牛として販売するように「従業員に指示した」と認めたという。愛知県産の牛肉を岐阜県産と偽ったとされる産地偽装については、認めていないという。

個人の意見

 「ささやき女将」に続く、ニューキャラクターの登場でしょうか。
あれだけの大見得を切ってしまったんですから、往生際も悪くなるでしょうね。

 なぜだか、倒産した北海道苫小牧市の某食肉加工卸会社社長と重なります。