往年の人気ドラマ「逃亡者」DVDにファンの批判集中

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6月25日12時5分配信 VARIETY

 往年の人気テレビシリーズ「逃亡者」のDVDを制作・販売するCBSパラマウントがファンからの集中砲火を浴びている。

 「逃亡者」は、1963年から67年までCBSで放送された人気ドラマで、93年にはハリソン・フォード主演で映画化されている。

今月にはそのシーズン2のDVDが全米発売されたが、人気サイトHome Theater ForumやAmazon.comでは「最悪」、「胸くそが悪くなる」とのコメントが続出。その原因は、ドラマの劇中で使用された音楽が、テーマ曲を除いてすべて差し替えられていたためだ。

 テレビ番組がDVD化される際、音楽が差し替えられることは珍しいことではない。たとえば、挿入歌が多く使われていた“WKRP in Cincinnati”や「たどりつけばアラスカ」のときは、ライセンス料の問題から別の挿入歌に差し替えられていた。しかし、「逃亡者」の場合は、挿入歌ばかりか、劇中で使用された音楽すべてが差し替えられていたのである。

 古いテレビ番組をDVD化する際、音楽のライセンス問題は常に頭痛の種だ。番組の制作時に、新しいメディアでの配給をも包括した音楽契約を結ぶようになったのは、ここ10~15年前のことで、それ以前の作品となると、いちいち再ライセンス料を払わなくてはいけなくなる。1曲当たりの再ライセンス料は、1~4万ドルが相場だが、番組の知名度や当初の契約内容によっては跳ね上がることがある。「TVキャスター マーフィー・ブラウン」のシーズン1のDVD を発売した際には、モータウンの曲を使用するために、ビデオ会社側は100万ドル近くの再ライセンス料を払ったと言われる。

 「逃亡者」に関して言えば、シーズン1のときは大きな問題がなかった。作曲家とは買い取り契約を交わしていたため、劇中で使用された楽曲は、制作側が権利を保有していたためだ。

 しかし、シーズン2になると、オリジナル楽曲のほかに、ライブラリー音源が頻繁に使用されている。

 ファンからの抗議を受けて、CBSホーム・エンタテイメントは以下のように釈明している。
「シーズン1とは異なり、シーズン2には大量の劇中音楽があり、しかも、そのほとんどの権利者が不明です。ですから、オリジナルのテーマ曲はそのままにしましたが、つなぎ目のないドラマ体験をみなさんにお届けするために、すべての音楽を新しいものに差し替えることにしたのです」

 今回の騒動の最大の原因は、CBSパラマウントが消費者に対して不誠実だった点に尽きると、TVShowsonDVD.comのGord Laceyは言う。「だれにもばれないと思って音楽を差し替えたんだろうけど、そんなのうまくいくわけないじゃないですか」

 CBSパラマウントは、DVDのパッケージに音楽を変更した旨を明記していなかった。


個人の意見

  03年の夏頃、スカパーでモノクロの前半からチェックしていた大好きな作品です。
最初の放映当時、バカな日本の週刊誌が最終話を公開してしまい、日本公開バージョンとして本国で犯人を変えて最終話を撮り直したため、エンディングが何パターンかあるって聞いたことがあります・・・。本当かどうか分かりませんが。


 それにしても、音楽って大事ですね。
刑事コロンボの隔月DVDを愛読している自分も、
例のテーマが聞けないので、ちょっと残念な気持ちなんです。