<ウナギ偽装>「一色産」ブランド悪用 またか消費者怒り

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取材に応対する中谷彰宏社長(左)ら=徳島市の魚秀徳島営業所で2008年6月25日午前11時48分、井上卓也撮影


6月25日13時21分配信 毎日新聞

 25日明らかになったウナギかば焼きの産地偽装。実体のない架空会社名を表示し、中国産を「愛知県三河一色産」として販売するという、過去に例のない悪質な手口だった。「飛騨牛」に続き「一色産うなぎ」まで、ブランド力のある食品の相次ぐ産地偽装に、消費者やウナギ店から怒りの声が上がった。

 雑居ビル4階にある魚秀本社(大阪市中央区)には、25日午前から大勢の報道陣が詰めかけたが、社員の姿はなかった。魚秀はビルのオーナーだが、机が一つ置いてあるだけという。

 一方、実質的な本社機能のある魚秀徳島営業所(徳島市南沖洲<おきのす>1)では25日午前、中谷彰宏社長(44)らが取材に応じ、6月17~19日に中国四国農政局の立ち入り検査を受けた事実を認めた。中谷社長は「売れ残った在庫をさばきたいと思い、1月末から計画した」などと話した。今後、徳島県警の取り調べを受ける予定があることも明らかにした。

 神港魚類(神戸市兵庫区)の本社では、25日午前11時から大堀隆社長らが報道関係者に対応。大堀社長は「多大なご迷惑をおかけして心よりおわび申し上げます。再発防止に努めたい」と謝罪した。

 偽装を認識した時期について、同社は「農水省の調査が入った今月12日以降」とする一方、「5月中旬ごろ、担当者が産地表示がおかしいという話を耳にしたが、よくある風評と思い、会社に報告していなかった」と話した。

 全大阪消費者団体連絡会の飯田秀男事務局長は「産地偽装ばかりでまたかと思った。今回は、架空会社名でもっともらしく産地証明を発行するなど非常に悪質。こうした業者を徹底的に調べ、産地偽装ができない仕組みを確立する必要がある」と話した。

 三河産も扱うという大阪市中央区のウナギ店の女将(おかみ)は「うちは業者に、産地をきちんと確認している」と安全性を強調したが、相次ぐ偽装に「お金を出して食べに来るお客さんを裏切るとんでもない行為だ」と話した。

 ウナギの産地偽装を巡っては今月17日、愛知県一色町の「一色うなぎ漁業協同組合」が、商社が示した産地証明書の偽装に気付かず、一色産として販売していたことが明らかになっている。

個人の意見

 組織的な偽装ということになりそうですね。
口止めを促す様に「中国の高級茶です」と言って1000万を渡すところなんか、
悪代官に「甘い菓子でございます」と言って袖の下を渡す越後屋のノリですよね。

 そういうヤツは、必殺仕事人や桃太郎侍に退治されちゃいます。