出羽桜酒造:純米吟醸酒「一路」、世界的審査会で最優秀賞 既に完売、幻の酒 /山形
7月3日15時1分配信 毎日新聞
出羽桜酒造(天童市)の純米吟醸酒「一路」が、世界各国から約1万点近くの銘柄が出品される審査会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」(ロンドン)の日本酒部門で最優秀賞を獲得した。受賞後、注文が殺到したが、造った酒は既に完売しているうえ、今年冬に仕込んだ酒から酒米を厳選しており、受賞した酒は幻の酒となった。出羽桜では「お客さんに迷惑をかけるが、秋以降に、更においしくなった『一路』を、ぜひ飲んでもらいたい」と話している。【林奈緒美】
◇まろやかさの中に酸味
「一路」は、酒米に山田錦と美山錦を使った純米吟醸酒。米のうまみが凝縮され、まろやかな味わいの中に、酸味やきれが利いている。「吟醸酒」の言葉さえあまり知られなかった82年に、質のいい酒を飲んでもらおうと造った。質にこだわっているため、720ミリリットル瓶で年間約5000本と製造量は少ない。
この冬に仕込んだ酒から酒米を山田錦だけに厳選した。価格は2000円から3000円に上げる。最優秀賞を受賞した「一路」は従来の製法での最後の記念にと出品したものだった。出羽桜では「こんなに素晴らしい賞をいただけると思っていなかった。質のいい酒を飲んでもらいたいと造ってきたので、励みになる」と話している。
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■ことば
◇インターナショナル・ワイン・チャレンジ
84年創設のワインの審査会。06年度は世界35カ国から9000銘柄以上のワインが出品された。日本酒部門は07年度創設。08年度は、(1)古酒(2)本醸造酒(3)吟醸・大吟醸酒(4)純米酒(5)純米吟醸・純米大吟醸酒――の5クラスに160蔵から313銘柄が出品された。「一路」は純米吟醸・純米大吟醸酒クラスで最優秀賞に選ばれた。
◇まろやかさの中に酸味
「一路」は、酒米に山田錦と美山錦を使った純米吟醸酒。米のうまみが凝縮され、まろやかな味わいの中に、酸味やきれが利いている。「吟醸酒」の言葉さえあまり知られなかった82年に、質のいい酒を飲んでもらおうと造った。質にこだわっているため、720ミリリットル瓶で年間約5000本と製造量は少ない。
この冬に仕込んだ酒から酒米を山田錦だけに厳選した。価格は2000円から3000円に上げる。最優秀賞を受賞した「一路」は従来の製法での最後の記念にと出品したものだった。出羽桜では「こんなに素晴らしい賞をいただけると思っていなかった。質のいい酒を飲んでもらいたいと造ってきたので、励みになる」と話している。
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■ことば
◇インターナショナル・ワイン・チャレンジ
84年創設のワインの審査会。06年度は世界35カ国から9000銘柄以上のワインが出品された。日本酒部門は07年度創設。08年度は、(1)古酒(2)本醸造酒(3)吟醸・大吟醸酒(4)純米酒(5)純米吟醸・純米大吟醸酒――の5クラスに160蔵から313銘柄が出品された。「一路」は純米吟醸・純米大吟醸酒クラスで最優秀賞に選ばれた。
7月3日朝刊
個人の意見
「一路」にラベル表示されていたりする、記載事項など。
こういう形で話題になっちゃうと、もう手に入らないんでしょうね~。