『釣りキチ三平』の実写映画化が決定!


7月11日7時23分配信 オリコン

イメージ 1


 1973年から10年にわたり週刊少年マガジン講談社)の看板作品として連載され、単行本の累計販売部数は4000万部を誇る日本を代表する釣り漫画『釣りキチ三平』がついに実写映画化されることがわかった。


キャストは、主人公・三平が須賀健太


イメージ 5

イメージ 2


三平の祖父・一平が渡瀬恒彦


イメージ 6

イメージ 3


釣り名人・魚神が塚本高史に決定。


イメージ 7

イメージ 4


 撮影は7月末より秋田で行われ、公開は来年春の予定。
 原作者の矢口高雄は「人間の思惑とは相容れない魚が対象であり、千変万化する大自然がフィールド。その困難なハードルに挑もうという方々が現れました」とあふれる期待感を抑えながらコメントする。


 ハリウッドを含め、これまでに何度か実写映画化の企画がもちあがっていた『釣りキチ三平』だが、過去には一度も実現に至っていなかった。その背景には、三平のドラマを成立させるうえでもっとも重要な「釣り」の実写の難しさがある。

 今回、そんな困難に立ち向かおうというのが、『僕らはみんな生きている』(1993年)でブルーリボン賞監督賞を受賞、『壬生義士伝』(2003年)で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した滝田洋二郎監督。
 脚本は、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、テレビドラマ『相棒』シリーズ、『キサラギ』(2007年)などを手がけた古沢良太が担当。
 VFXは、『相棒-劇場版-』、『踊る大捜査線』シリーズ、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどで知られる日本を代表するVFXクリエイター集団・白組が手がける。

 そして、原作者の矢口がもっとも注目するのが、主人公の三平を演じる須賀だ。

 『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズで名子役として評価を高めていた須賀のキャスティングに対して「須賀くんが三平役と聞き、思わずバンザイしていました。ボクのイメージする『三平くん』にあまりにもピッタリです」と語る。さらに、一平役の渡瀬、魚神役の塚本の起用についても「当代を代表する人気スターたちが『三平くん』の周りを固めています。ワクワク、ドキドキの連続です」と興奮を隠さない。

 一方、高い期待を背負いながら、これまでほとんど釣りをしたことがないという須賀は、「三平役をやれることになって、一生懸命(釣りを)練習中です。映画が公開されたら、釣りブームを起こしたいです!」と力強くコメント。

滝田監督は、漫画へのこだわりが強い矢口のベストセラーの実写映画化にあたり「作品のテーマである人、自然、釣りのすばらしさを描きたいと思う。とてもやりがいのある原作です。この力強い原作を信じて映画化したい」と意気込みを語る。

 映画は、東北の山村で釣り三昧で暮らす三平が、アメリカで釣りのプロとして活躍する魚神から「夜鳴き谷の巨大魚」の伝説を聞き、伝説と幻の魚を求めて旅に出るというストーリー。感動と美に満ち溢れる物語とともに、最新VFXを駆使して実写化される幻の巨大魚、そして日本の自然美にも注目が集まりそうだ。

 映画版『釣りキチ三平』の製作・配給は、『相棒-劇場版-』で本年度邦画No.1のヒットをとばしていた東映。同社はここ数日で、『相棒』シリーズのスピンオフ『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』の映画化や、観月ありさ松下由樹の名コンビによる出産コメディ映画『Baby Baby Baby!』の製作、人気コミック『エリートヤンキー三郎』の実写映画化を発表していたばかり。『釣りキチ三平』を含め、これら話題を集めそうな作品はいずれも来年春(『Baby Baby Baby!』は5月)の公開予定。勢いにのる同社のその先のランナップにも期待したい。

 『釣りキチ三平』はフジテレビ系でテレビアニメ化され、1980年から1982年までの放送では老若男女、幅広い年代から愛されていた。




個人の意見

 魚紳さんは「アメリカで釣りのプロ」に? バスプロってこと?  

 須賀健太氏は、役づくりの上で、原作の三平くんに技術力が近い中学生、染谷永心氏に会うと良いかも? 
※万が一、同氏を知らない人は、染谷永心氏の名前で検索してみてください。

 あと、秋田ロケだと無理なんでしょうが・・・
 どうせなら、自分の周囲で一番影響が大きかった「シロギスの涙」を映画化して欲しいなあ。
激突!シャーク対フルターン! 

 そうなるとシャークのジン(鮫島 仁)は誰がやるんだろう、ヒロインのユリッペ(高山 ユリ)は? マサハル(加瀬 正治)は? おおおお~。


 そういえば、伊集院光氏が同作品の「キチ」部分に対する配慮として「釣りマニア三平」「釣り著しく好き三平」と呼んでいたことがあるらしいです。
なんでも放送禁止用語差別用語にしてしまう風潮に対して、伊集院氏なりの皮肉なんでしょうね。