仙台人はゼリー好き 2年連続で消費1位


7月31日11時24分配信 河北新報

 仙台市はゼリーの一世帯当たりの年間購入費が全国の都市の中で最も多いことが、総務省の2007年の家計調査で分かった。「菓子文化が発達している」「夏が暑すぎないのが理由」など、消費量の多さをめぐってさまざまな説がささやかれている。

 調査によると、仙台市の購入費は2817円。2位の札幌市(2617円)、3位の盛岡市(2493円)を引き離しトップだった。首位は2年連続で、05年と04年も4位と高い位置を保っている。

 百貨店の売り上げも好調だ。三越仙台店は中元用のゼリーの詰め合わせ「彩果(さいか)の宝石」(2100―5250円)を7月中旬までに2800個販売した。担当者は「街の規模がほぼ同じ広島などの店舗の売り上げは1000―1200個にとどまっており、仙台の販売数は群を抜いている」と舌を巻く。

 ゼリー人気が高い理由の一つとして指摘されているのが「菓子文化」説。仙台は茶道が盛んで、菓子を振る舞う文化が普及し、ゼリーなど生菓子の消費が多いという。

 藤崎の担当者は「仙台はほかの都市に比べて菓子の売れ行きがいい。城下町だったこともあってお茶菓子を楽しむ文化が昔から広がり、夏場はゼリーや水ようかんを訪問客に提供するのではないか」とみる。

 「夏が猛暑にならない」説を主張する人もいる。購入費の上位は主に東日本の都市で、仮説を一定程度裏付けている。

 洋菓子店「ガトーめぐろ東仙台店」(宮城野区)のオーナー目黒英治さん(60)は「夏が暑すぎるとシャーベットの方が売れる。仙台は西日本に比べて暑くならないのでゼリーが売れているのだろう」と分析する。

 菓子製造販売「九重本舗玉澤」(太白区)の阿部一夫営業部長(45)は、仙台人のフルーツの消費の多さに着目する。「仙台は全国でも有数の果物の消費地。モモの福島やサクランボの山形など近くに産地があり、ゼリーとしても食べる習慣が広まったのではないか」と推測している。

[家計調査]総務省が47都道府県庁所在地と川崎市北九州市の計49都市の計9000世帯を対象に、家計簿と同様に月々に買った品目と値段を調べる。国民生活の実態把握が目的で、調査は毎月行い、年1回ランキングを公表する。世帯は無作為抽出で仙台市は96世帯が対象。

個人の意見

 夏休み、旅館でバイト中に仲間が毎日かんてんぱぱを作っており、まかない食の定番デザートになっていたのを思い出した。

 ちなみに美味そうに見えて、全然食べられなかったのは「袋詰めになっていて、オブラートに刳るんであった寒天ゼリー菓子“ハイゼリー”」だ。
 キレイだし、子どもの頃、もう数え切れないほどチャレンジしたが、1個で飽きる。

 あああ、仕事中にブログ書いているなんて、なにやってんだ~。
納期に間に合わない。