残念・・・メーカー5社発表。


農林水産省は8日、三笠フーズ大阪市)による事故米転売問題で、
同社の販売先の焼酎メーカーは、

福岡県の光酒造

熊本県抜群酒造

六調子酒造

鹿児島県の喜界島酒造


の5業者と発表した。


 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が「事故米」を食用と偽り転売していた問題で、「事故米」を仕入れた恐れがある県内の焼酎メーカー名が公表された8日、焼酎業界は全国でも人気が高い県産焼酎のイメージ低下に不安を漏らし、不正を犯した三笠フーズに怒りの声を上げた。

 鹿屋市の酒造メーカーは「許せない。いくらまじめに焼酎を造っても、不正行為が行われては、どうしようもない。国には流通体制を厳しく監督してもらいたい」と話した。

 同市の酒販店経営の男性(57)は「全国の消費者から安全性などに関する問い合わせが相次いでいる。焼酎離れにつながりかねない」と危機感を募らせた。鹿児島市内の小売店店長の男性(50)も「焼酎のイメージが全体的に悪くなるのではないか。夏はビールに押され気味だった焼酎の売り上げが、新酒が出始める秋は例年盛り返す時期なのに、盛り返せるかどうか」と表情を曇らせた。

 焼酎ファンも落胆の声。同市のサービス業堀切信吾さん(40)は「焼酎を飲むことはストレス発散につながる。安全な材料を使っている前提で楽しんでいたのに……」と残念そう。

 一方、県酒造組合(113社)は、今回の不正を業界全体の問題として厳しく受け止めている。本坊喜一郎理事長らが8日、県庁で記者会見し「消費者の皆様にご心配をかけ申し訳ない」と陳謝した。

 同組合によると、麹(こうじ)の原料となる米は、同組合が一括して購入し、各メーカーに売却するのが原則だが、加盟社のうち24社は組合を通さず、独自に商社などから仕入れている。県内では、年間約2万5000トンの米が焼酎原料として使用されているが、組合が売却するのは1万2000トン程度という。

 本坊理事長と吉野馨専務理事は「知らなかったメーカーも被害者だが、利益追求のためにメーカーが安易に安い米を使用したのも原因」と指摘。「今後は、組合の米を購入するよう指導を強化するなどし、信頼回復に努めたい」とした。
(2008年9月9日 読売新聞)

9月10日現在
追伸:新たに分かった2メーカーについて、鹿児島酒造は、問題の米をすべて廃棄、黒糖焼酎西平本家は自主回収中。

 9月11日午前8時現在
アサヒビールから発売されている芋焼酎の原酒を、一部委託製造している西酒造事故米の被害に遭ったので、「かのか」や「さつま司」の回収が行われているんですが、ウェブにも出ないし、報道もされないですね。


下記イラスト図は、南日本新聞から。
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個人の意見

 「黒糖焼酎・くろちゅう」の喜界島酒造へは、今、電話で確認しました。
事故米で蒸留した製品はタンクの中で熟成過程に入っており、市場へ出ていないことが分かりました! 
同社の「くろちゅう」は、市場へ出ている製品的にシロです。

 ですから「喜界島製品は安全です」と胸を張って言わせていただきます。
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