缶飲料など10円値上げか?


10月9日8時5分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 清涼飲料業界2位のサントリーが清涼飲料水の値上げを検討していることが8日、明らかになった。早ければ来春にも缶入りやペットボトルの飲料を10円程度値上げするとみられる。値上げに踏み切れば1998年3月以来、11年ぶりとなる。

 サントリーは原材料高に加え、缶やペットボトルなど容器の高騰で、2008年12月期に清涼飲料を含む食品事業で、前期に比べて70億円のコスト増を見込む。来期はさらに酒類と食品の合計で100億円規模のコスト増を予想、コスト削減や効率化で吸収するのは困難な状況だ。
値上げに踏み切れば、現在、自動販売機で120円で販売されている缶飲料が130円に、150円のペットボトル飲料が160円になる見通し。

 清涼飲料業界は、キリンビバレッジやアサヒ飲料伊藤園など大手も値上げを検討しており、業界2位のサントリーが値上げに踏み切ることで、追随して値上げする可能性が高い。清涼飲料はミネラルウオーターや炭酸飲料を中心に売り上げが伸びているが、「景気の先行き不安でコーヒーなど嗜好(しこう)品への影響が出る」(アサヒ飲料の岡田正昭社長)と、消費の落ち込みも懸念されている。

個人の意見

 消費税前まで100円ワンコインで買えたのに、自販機の機能的な問題もあって3パーセントの値上げができないという理由で10パーセントという疑いようのない便乗値上げ、それで消費税が5パーセントになったら120円にしたというのが、この飲料業界です。

 ちなみに前述した動きのきっかけは、第2位のサントリー社が先陣を切ったわけではなく、第1位の会社だったと思います。

 この記事に、まったく社名が出てこないのが不思議・・・ここまでメディアが恐れるほど、力があるんですねえ~。考えてみれば、テレビコマーシャルって飲料が多いですものね。