乗っ込み予想「桜前線に注目せよ! 」


2月19日16時13分配信 読売新聞

 気象庁が全国の測候所の無人化を進める中で、民間の気象予報会社「ウェザーニューズ」(東京)が“人海戦術”で桜の開花予想を進めている。

 卒業式や入学式の季節とも重なり、思い出にもなる桜。母校や近所の公園など、身近な桜の開花時期を知りたいという声は根強く、人気を集めている。過去の実績がある気象庁と、1万人規模の生の情報を活用する民間会社。今年の開花予想はどちらに軍配か--。

 ウェザー社が進める開花予想は、全国にいる会員からの情報に、個別の調査を加えて行われる。「毎年花見をしている公園の桜はいつ咲くの?」といった個別のリクエストを受け付け、携帯メールで桜のつぼみの写真や日当たりなどの周囲の環境を報告してもらう。3月初旬に開花予想日をメールで知らせる仕組みだ。会員は毎年1万~2万人に上り、今年もすでに約6000人からの情報が寄せられているという。

 同社の担当者は、「気象庁が発表する広範囲の開花予想よりも、多くの人は日常生活に密着した桜のことを知りたいはず」と話す。名所の桜よりも、近所にある桜のリクエストが圧倒的に多く寄せられるという。

 ここ数年、「母校の桜がいつ咲くか知りたい」といった問い合わせが多かったため、今年は学校関係者にもPRしたところ、「卒業式に開花して送ってあげられるのかドキドキ」「多くの卒業生が見てくれています」など、学校側からの登録も相次いでいるという。

 一方、気象庁が観測の標準としている桜の木は、主に気象台や測候所の敷地内にある。だが、同庁は経費削減の一環で測候所の無人化を進めており、桜など植物の観測は「やむを得ず中止した」(企画課)という。同庁では、過去の開花データに基づく計算式に、その年の気象状況を加味して開花を予想している。

 同庁では「測候所ごとの予想は出来なくなるが、予想全体の精度に影響はない」としている。

 日本気象協会とウェザー社がそれぞれ発表した開花予想では、今年の桜は平年並みか早めと見られている。日本気象協会によると、東京都心など南関東名古屋市が3月26~30日大阪市が同28~4月1日。これに対しウェザー社は、ここ数年、都心部を中心に全国的に開花が早まっているとしてさらに早めの予想。東京(靖国神社)が3月20日頃、愛知(名古屋城)が同22日頃、大阪(大阪城公園)が同24日頃としている。

 気象庁の予想は、3月4日に発表される。

個人の意見

 ・・・早まると思うんですよね。
ただ早くなろうと、例年通り、4月の第二週は予定を入れません。