格好の良さに女性も支持 「スターバックス ダブルショット」

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3月19日11時2分配信 産経新聞

 1本170円(税別)。缶コーヒーとしては高価格ながら、昨年10月の発売から3カ月足らずで50万ケースを売り上げた。その結果、当初の販売エリアは1都10県のコンビニエンスストア限定だったが、全国に拡大。現在も好調を維持している。

 「従来の缶コーヒーと同じ品質ではつまらない。これまでよりも濃厚でリッチな商品で、缶コーヒーの分野で新たにプレミアム市場を作ろうと考えた」。企画開発を担当したサントリー大関光男さん(40)は、こう振り返る。

 完成までに要した期間は約2年。通常の缶コーヒーに比べると長いという。容器のデザインまで熟考を重ねた結果だった。

 商品の核となる味には特にこだわった。スターバックスのポール・クラフトさん(39)は笑う。「国際貨物便でサンプルを(本社のある)シアトルに何度送ったか分からないほど」。大関さんも「スターバックスが理想としているコーヒーと、日本の消費者が缶から飲んだときに『おいしい』と思える味の違いから、話し合いを重ねた」と振り返る。

 例えば、力強いビターな味わいが特徴の「エスプレッソドッピオ」では、飲みやすくするために少量のミルクと砂糖を使用。スタバと缶飲料の、それぞれの魅力が絶妙のバランスで共存する商品を作り上げた。

 当初想定していた購入層は缶コーヒーをそれほど買わない20、30代の男性。だが、実際には女性の比率も高かった。圧倒的に男性市場である缶コーヒーでは異例のことだという。

 「従来の缶コーヒーにはない格好良さ、おしゃれさが女性にも支持されたのでは」と大関さん。商品細部までのこだわりが、予想外の結果まで引き寄せることにつながった。(森本昌彦)

個人の意見

ずうっと、興味はあるんですけれどね・・・。飲んでいません。