草食系“スイーツ男子”

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7月7日8時15分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 セブン-イレブン・ジャパンなどのコンビニエンスストア各社が、有名パティシエや洋菓子研究家とタイアップしたオリジナルスイーツに力を入れている。不況で外食を控える「内食志向」が強まる中、特徴のあるスイーツを品ぞろえして売り上げ増を狙う。デパ地下や有名な洋菓子店には行きづらい男性客の需要も拡大しており、スイーツ競争が激化しそうだ。

 ◆ラインアップ充実

 ファミリーマートは、7日から同社のスイーツブランド「スイーツ+チルドデザート」の新商品として、東京・国立の有名フランス洋菓子店「レ・アントルメ国立」の●澤(えびさわ)信次シェフが監修したクレープ2品(270円、280円)を発売する。

 新商品は、同社の人気商品「Wクリームエクレア」をベースに●澤シェフが開発した。同社は「有名店のシェフが監修したことで、よりおいしさのイメージを訴求できる」(広報部)と期待している。

 セブン-イレブン・ジャパンは、都内を中心に6店舗を運営する「ルパティシエタカギ」の高木康政シェフがプロデュースしたシュークリーム(147円)とパフェ(298円)を6月23日に発売した。2月の「マルメゾン」大山栄蔵シェフに次ぐ有名パティシエとのタイアップ第2弾。持ち株会社セブン&アイ・ホールディングスは「滑り出しは好調。お客さまからの反響がいい」(広報センター)と手応えを強調する。

 セブン-イレブンは業界最大手ながら、「スイーツは他社に比べて弱く」(同)、有名パティシエタイアップ商品などでてこ入れを図ってきた。そのかいもあって、6月には、オリジナルスイーツの売上高が、昨年12月に比べ約10%増えたという。

 ローソンは昨秋から、洋菓子研究家の石橋かおりさんがプロデュースした「こだわり卵のなつかしプリン」(135円)などを販売している。3~5月のスイーツの売上高は、前年同期比3~4%増で、全体の伸び率より高かった。

 ◆「ついで買い」期待

 各社がスイーツに力を入れるのは、女性客に加え、コンビニの主要顧客である男性客に気軽に買ってもらう狙いがある。

 片手で食べられる「たっぷりクリームエクレア」(105円)などが男性に人気というサークルKサンクスによると「午後6時から同8時ごろまで、特に週末にかけて男性客がスイーツを買う頻度が高くなる。スイーツの品ぞろえは、コンビニを選ぶ選定基準の一つにもなっている」と話す。

 ファミリーマートは「男のティラミス」など男性向けを銘打ったスイーツの反響が大きいという。ローソンは家族向けの「もち食感ロール」(295円)を食べきりサイズにした「もち食感プチロール」(125円)を中・四国で先行発売したところ、男性客の購入が目立ったといい、7日から全国発売する。

 たばこ自動販売機用成人識別カード「タスポ」導入による、コンビニへの来店客増加効果は7月で一巡するが、「男性客はスイーツを買う際は、他の商品のついで買いが見込める」(サークルKサンクス)といい、スイーツの品ぞろえに一層力が入りそうだ。(兼松康)

 ●=魚へんに分


個人の意見

 草食系男子・・・ね、はいはい。

 あたかもヘラブナの様に、植物性プランクトンをスパスパやってるプランクトンフィーダーなイメージで、ミミズを食っちゃう様なヤツもいますから、その枠で括れないと思います。

 確かに、女性誌で「シングルモルト特集」メンズ誌に「恥ずかしくないショコラ選びの特集」が組まれる時代ですから、逆転現象みたいに思われても仕方ないのかも知れませんが、チョコレートとウィスキーの相性なんか、決して悪くない組み合わせがありそうですけれどね。
80年代のオジさんたちは、松田聖子さんのコマーシャルなどの影響で、ポッキーオンザロックした世代ですし。

 あと、日本酒でも何でも、甘味を感じると「女性向き」というのは、自分的に避けています。