福岡のモスバーガーガス中毒


7月23日19時23分配信 毎日新聞
 福岡市中央区モスバーガー笹丘店で21日、客ら9人が一酸化炭素(CO)中毒の症状で病院に搬送された事故で、COが発生したとみられる揚げ物調理器具「フライヤー」の排気口に食材が詰まっていたことが関係者への取材で分かった。福岡・中央署は、不完全燃焼を起こした原因の可能性もあるとみて調べている。

 モスバーガーを経営するモスフードサービス(東京)によると、21日の開店前後の午前9時半と同11時にフライヤー2台を点火した。うち2台目の排気口にアップルパイが詰まっていたという。正午前に女性店員が倒れ、客らも次々と体の不調を訴えた。

 福岡・中央署や福岡市消防局によると、従業員の1人は「(事故当日の)朝から調子が悪く、火がついているのに油の温度が上がらなかった」と話していたという。

 また、同社によると、笹丘店は95年10月にオープンし、使用しているガス機器などを年1回点検するよう指導していた。しかし、少なくとも昨年10月以降実施されていなかった。

 事故では、5~41歳の客と従業員9人が病院に運ばれ、従業員2人の血中からCOが検出された。【金秀蓮】



7月25日20時21分配信 毎日新聞
 25日午後1時45分ごろ福岡県飯塚市中のモスバーガー飯塚幸袋店の男性店員(23)から「店内で一酸化炭素(CO)中毒のようだ」と119番があった。駆けつけた飯塚消防署員が、通報した店員と女性店員(21)、取引業者の男性(50)の3人を市内の病院に搬送した。CO中毒の症状があるが軽症という。

 同署によると店内には従業員6人、取引業者の男性1人のほか客が8人いたが、救急隊が到着したときは全員屋外に避難していた。すでに窓やドアが開かれており、COは検出されなかったという。

 男性店長(30)は同署の調べに「換気扇を回さずに調理したためだと思う」と話したという。県警飯塚署が原因を調べている。

 モスバーガーを経営するモスフードサービス(東京)によると同店の換気扇は18日に故障し、修理中だった。調理場の窓を開け、扇風機を回すなどの対応をしていたが「十分でなかったのかもしれない」としている。

 21日にも、福岡市中央区モスバーガー店で揚げ物調理器具の排気口に食材が詰まり、9人がCO中毒の症状を訴え、病院に搬送された。【伊藤奈々恵】


個人の意見

モスバーガーの揚げ物調理器具の排気口にアップルパイが詰まって一酸化炭素中毒発生・・・。

 個人的に、フランチャイズやチェーン店は、調理~接客~清掃まで、マニュアル厳守されているイメージがありました。そういった中でも、こんな事故が起こってしまうのですね。