クヌギ樹液の酵母からビール=毎日新聞=

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毎日ネット

 二軒茶屋餅角屋本店(伊勢市神久)が経営する地ビール工房「伊勢角屋麦酒」が、伊勢市内の森林のクヌギから採取した天然酵母を使った地ビール「インペリアル ウィートエール」を開発した。15日からインターネットで先行販売し、18日から店頭に並べる。

 ビール造りは、雑菌処理などの手間がかかるため、通常は培養された酵母を購入して使うことが多い。しかし、同社の鈴木成宗社長(42)は、東北大農学部で微生物の研究をしていたこともあり、「ホップだけでなく、天然酵母に目を向けることで、個性的な新しいビールができるのではないか」と考えた。今年6月から天然酵母探しを始め、市内各地でサンプルを収集。クヌギの樹液から酵母を採取することに成功し、独自の技術でビールを造った。

 インペリアル ウィートエールは5種類のホップを使用しており、ハーブ系の香りと濃厚な味わいのビールに仕上がった。鈴木社長は「思った以上に面白いビールに仕上がった。酵母にはいろんな可能性があり、これからも挑戦していきたい」と話している。

 初回販売は限定600本で、価格は500ミリリットル入り900円。問い合わせは同麦酒(0596・23・2880)。ホームページはhttp://biyagura.jp
【木村文彦】

〔三重版〕


個人の意見

 あの、蒸し暑い林の中に漂う、甘酸っぱい独特の香りの樹液ですよね。
カブトムシは、この味を知っていたかも。