特許ルアーが、09年度発明協会 会長奨励賞

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12月3日12時2分配信 毎日新聞

 ◇精巧さ高く評価
 友釣り用の囮鮎(おとりあゆ)ルアーなどで特許を取得した横手市「鮎工房 伊藤ルアー」経営、伊藤弘さん(62)が、09年度発明協会会長奨励賞に輝いた。
 特許ルアーは11月にあった第58回県発明展に出品され、姿・形・色とも本物そっくりの精巧さが高く評価された。地方関係の08年度「発明奨励賞」に続く栄誉で、ルアー関係では今年新たに3件の特許を取得した。
 少年時代から川に遊ばせてもらったという伊藤さんは小学校教師をしていたが、99年に親の介護のため妻子を東京に残して単身帰郷。「川に恩返しを」との思いでさまざまな釣り道具を考案、改良した。地元漁協役員を退職した07年春、自宅に釣り工房を開設した。
 また11月21日に秋田市で開かれた09年度知的財産教育支援セミナー「ものづくり体験教室」(東北経済産業局主催、発明協会秋田県支部実施)の講師役も務めた。
 伊藤さんは「体験教室では“横手の釣りキチエジソン”と紹介された」と照れくさそうに話す。今後も子供たちのものづくり、発明工夫につながる「手助け」をしたいとしている。
 10年2月、横浜市で開催される「国際フィッシングショー2010」でパテント技術を公開する予定。「海・川両用の日本一、世界一のルアーを目指す」と意欲を燃やしている。【佐藤正伸】

12月3日朝刊

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 「鮎工房 伊藤ルアー」のウェブサイトで、動画が見られます。