ビール類出荷、5年連続で過去最低へ 11月も2・4%減


12月10日10時10分配信 産経新聞
 ビール大手5社が10日発表した11月のビール類(発泡酒第3のビール含む)の課税出荷数量は前年同月比2・4%減の3530万ケース(1ケース=大瓶20本換算)となり、11月単月としては、平成4年の統計開始以降で過去最低となった。単月の出荷数が過去最低となるのは今年7月以降5カ月連続。

 この結果、通年の出荷量が、17年以降5年連続で過去最低を更新することが確実になった。低価格の第3のビールを除く、ビールと発泡酒の販売が激減していることが響いた。

 ビール類の出荷が前年を割り込むのは5カ月連続。

種類別では、ビールが同6・8%減の1812万ケースと5カ月連続のマイナスになる一方、第3のビールは17・0%増の1068万ケースと21カ月連続で伸長し、11月の過去最高を塗り替えた。

 一方、メーカー別の販売状況はサントリーサッポロビールの2社がプラスを確保した半面、アサヒビールキリンビールはともにマイナスだった。









個人の意見

 卸値原価でアルコール飲料を販売しているドラッグストアなどの価格を見て、消費者は利益が出ていると思っています。薬の販売利益は6割とかあったりしますから、アルコールは集客効果のあるサービス品として原価販売したので、こうした誤解が生じてしまいました。

 1パーセントでも利益を出したら高く感じてしまうっていうのは、デフレ現象の末期ですね。

 規制緩和で専門店である酒販店が潰れて、原価販売している店が残っていく。
その現実を踏まえて、この数字をご覧下さい。