ウグイ:増やそう 秩父の荒川で勉強会、人工産卵床作り学ぶ


3月1日11時53分配信 毎日新聞

 秩父市黒谷の荒川に架かる和銅大橋下流の河川敷で28日、川魚のウグイ(ハヤ)を増やすための勉強会があった。カワウなどの被害で激減したウグイの産卵を人工的に増やそうと活動している「秩父ウグイ増殖研究会」(村越正義会長、25人)の会員18人が参加。長年、産卵状況を見守ってきた同市寺尾、坂爪一正さん(73)が講師となり、人工産卵床(マヤ床)作りを学んだ。
 河川敷の砂場を川の瀬に見立て、坂爪さんが大小の石を並べ「水が柔らかく流れるように砂止めが必要」などと細かく指導した。
 きれいな川石を浅瀬に並べて作るマヤ床には、4月から5月末ごろにかけてウグイが産卵。卵を川に流しては床の石を並べかえて産卵を促し、ふ化量を増やそうとの狙いだ。
 同市もウグイの増殖に関心が高く、同研究会の活動に委託料を出して支えている。前秩父漁業協同組合長の村越会長は「ウグイの魚影が多く見られるようになれば、釣り人も増える」と話していた。【岡崎博】

3月1日朝刊

個人の意見

 子どもの頃、親父が「鵜が好んで食べる魚だから“鵜食い”というんだ」と教えてくれました。
しかし、その割りに、カワウの食害問題でウグイについてあまり取り上げられませんでしたし、人気釣魚である特定の魚種が被害に遭っているのかと思っていました。

 こうなると、淡水魚全体の問題ということでしょう。

 ・・・先月で、水元内溜の舟釣り営業が終了しました。
 自分にとっては所属会の例会場所であり、釣り仲間でもある前職場の上司が近所に住んでいたので、ここで何度か竿を出す機会に恵まれました。バッジを持っていたから、舟代は2000円。とても良く釣れたし、楽しかったのですが、ここ最近は放流されていたのにも関わらずオデコ覚悟の釣り場になっていたと聞きます。これは、仕切り網の破損で外溜へ魚が出てしまっていたことも理由でしょう(外溜の貸舟は、随分前に終了しました)。ただ、それだけでしょうか。

 水元公園はバードサンクチュアリがあり、野鳥観察も楽しみのひとつとなっています。
そこには、カワウのコロニーが存在します。

 これが無関係とは、なかなか考えにくい気がします。