琵琶湖 外来魚を卵から駆除

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長浜市西浅井町の湖岸で産卵床を守るオオクチバス。写真では頭部の下あたりに産み付けられた卵が確認できる(滋賀県立大大学院の藤田建太郎さん提供)



3月5日10時49分配信 京都新聞


 滋賀県は、琵琶湖・南湖を巡回して外来魚の産卵場を発見し、卵が産み付けられた産卵床を壊す事業に新年度着手する。駆除はこれまで成魚の捕獲が中心で、卵に着目したのは初めて。巡回記録をもとに外来魚が産卵を好む適地をまとめた産卵場マップも作製する。
 巡回するのは、県の緊急雇用対策で雇う5人でつくるパトロール隊で、南湖を約1週間かけて1周するペースで産卵床を探し、上から砂利や砂をかぶせるなどして壊す。
 外来魚のブラックバスブルーギルは、尾ひれで砂利地に直径約30~5センチの穴を掘って産卵床をつくり、4万~5千個の卵を産み付ける。人力で行う今回の事業は、産卵が湖岸近くの水深1メートルに満たない浅瀬で行われる習性を利用する。
 壊された産卵床には酸素を含んだ水が行き届かなくなり、卵が死滅するという。産卵床を守るオスの親魚も捕獲し、生き残った卵も在来魚に食べられるようにする。産卵床の穴を埋め、新たな産卵床としての再利用も防ぐ。
 巡回は、産卵期間にあたる4月中旬から9月まで。ブルーギルが集団でつくる複数の産卵床「コロニー」や、巡回で得られた場所や数の記録をもとにして産卵場マップを作る。産卵条件に関わる水温や水の透明度も記録し、効果的な駆除に役立てる。
 調査事業として、新年度当初予算案に約900万円を盛り込んだ。効果が出れば北湖でも実施を検討する。県水産課は「稚魚に成長するまでに手を打ち、産卵床を繰り返し壊すことで、少しでも外来魚を減らしたい」としている。


個人の意見

 ネストを、ぶっ潰していくって? 
何か、大罪をしでかしている気がしますヨ・・・。