水草食べるワタカ1000匹放流


3月14日12時40分配信 毎日新聞
 ◇倉科カナさん「ミシガン」一日船長に
 湖国の春を告げる「びわ湖開き」(びわ湖大津観光協会など主催)が開かれた13日、会場の大津港一帯では観光船やモーターボートなど約40隻がパレードし、1年間の湖上観光の安全を祈った。日没後には、市民らが刈り取ったヨシを束ねたたいまつ計約500本が大津市内の湖岸に7カ所計3キロにわたって並び、幻想的な光景を演出した。【稲生陽】
 同日の大津市は最高気温15・5度を記録する4月上旬並みの陽気。午前中の開会式はあいにくの小雨模様だったが、NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」のヒロインで、大型遊覧船「ミシガン」の一日船長を務める女優の倉科カナさん(22)が元気よく出航合図のベルを打ち鳴らし、パレードを開始した。
 熊本市出身の倉科さんは琵琶湖を見たのは初めてといい「海を見ているみたいでびっくり」。嘉田由紀子知事らと一緒に春の扉を開ける「黄金の鍵」(長さ1・7メートル、重さ6キロ)を投げ入れた。
 また、南湖では異常繁殖した水草が大量に打ち上げられ問題化していることから、県は今回、水草を食べる琵琶湖固有種の淡水魚「ワタカ」を約1000匹放流。知事からワタカについて説明された倉科さんは「生き物が多いのは素敵(すてき)なこと。大きくなれよと祈って放流しました」と話していた。

3月14日朝刊

個人の意見

 ところ変われば・・・外道と呼ばれる魚も重宝されます。