白フナ

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3月21日11時30分配信 カナロコ


 「白いフナ」は幸運の予兆? 横浜市港北区在住の無職の男性(66)が19日午前、同区の鶴見川で白く輝く「フナ」を釣り上げた。

 横浜アリーナのそばを流れる鶴見川中流。男性は、午前8時ごろから「いつもの場所」で糸を垂らし始めた。

 ピク、ピクン…。1時間半ほど後、浮きが波紋を描いた。鋭く合わせると、大物の手応えが伝わってくる。「こりゃあ、でけえぞ」

 慎重に手繰り寄せ、水面を割った魚体に腰を抜かしそうになった。「体が全部真っ白。こんなの初めてだよ」。“珍客”をびくに入れ、悦に入った。

 県水産技術センターの主任研究員によると、突然変異で体が白くなるアルビノ変種ではなく、フナとコイ、もしくはキンギョとの雑種とみられるという。

 男性は栃木県出身。横浜で港湾関係の仕事に就き、6年前の定年退職を機に川釣りを始めた。「酒もたばこもしないから、趣味が欲しくてね」。雨が降らない限りは、真冬でも毎日太公望となる。

 食べる魚を釣るわけではなく、奥方には「あきれられているよ」。しかしシロヘビなど、古来、白色の珍しい個体は幸運の吉兆ともされる。「今日は、おっかあに自慢できる」と、笑ってフナを川に戻した。


個人の意見

>「今日は、おっかあに自慢できる」と、笑ってフナを川に戻した。

 何と、釣りの精神を心得た素晴らしい人だろうか。