琵琶湖の外来魚駆除量 最少

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4月29日9時29分配信 京都新聞

 滋賀県が取り組む琵琶湖の外来魚駆除促進対策事業で、2009年度の駆除量が02年度の対策強化以来、最少だったことが28日までに分かった。県は、ブラックバスブルーギルといった外来魚の生息量減少が原因とみている。
 同事業は県漁業協同組合連合会が実施。県は02年度から、補助金を大幅に増額して駆除対策を強化した。02~08年度までの駆除量は400~541トンだったが、09年度は357トンにとどまった。
 県水産課によると、09年4月の琵琶湖の外来魚推定生息量は5年前に比べて、ブラックバスが100トン減の300トン、ブルーギルは500トン減の1100トンとなった。駆除を担当した県漁連関係者は、大型魚の捕獲が進み、小型魚の割合が高くなっているという。
 また、南湖を中心とした水草の異常繁茂で網などの漁具が使用できないことや、冬季に悪天候が続いて出漁できなかったことも駆除量減少の原因という。
 ただ、県が09年秋に実施した調査では、ブラックバスの0歳魚やブルーギルの1歳魚が08年より増加。今年は網で捕獲可能なサイズに成長するとみられることから、10年度の駆除量は増える可能性もあるという。
 県漁連は「外来魚の生息量が減り、ホンモロコなど固有種の漁獲が戻りつつある。一層、駆除に力を入れたい」としている。

個人の意見

 確かに、随分前から外来魚は減っていると思います。