神事「ふなずし切り」 守山・下新川神社

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5月7日11時19分配信 京都新聞

 滋賀県守山市津川町の下新川神社で5日、伝統の「すし切り神事」が行われた。大勢の地元住民らが見つめる中、若者2人が古式にのっとり、3匹のふなずし切りに臨んだ。
 神事は、県選択無形民俗文化財。約2000年前、崇神天皇の皇子がこの地を訪れた時に、琵琶湖でとれたフナの塩漬けを焼いて出したのが始まりと伝えられている。
 神事は同神社拝殿前で営まれ、瀬田工業高2年の西村耕二君(17)=幸津川町=と、光泉高2年の白谷仁一君(16)=同=が、すし切りに臨んだ。まぶしい陽光が照りつける中、かみしも姿の2人は、包丁とはしを握って力強く振り下ろす伝統の作法を披露し、まな板に乗せられたふなずしを丁寧に切り分けた。
 西村君は「最初はうまくいかなかったが1匹切り分けて楽になった」、白谷君は「暑くて大変だったが、めったにない経験ができて良かった」と話した。


5月9日14時15分配信 毎日新聞
 守山市津川町の下新川(しもにいかわ)神社で、ふなずしを切り分ける神事「すし切り祭り」が行われた。
 祭りは、崇神天皇の皇子が同所を訪れた際、住民が塩漬けしたフナをささげたことに由来するとされる。すし切り役は、地元の瀬田工業高2年、西村耕二さん(17)と光泉高2年、白谷仁一さん(16)が務め、長いはしと包丁を使い、丁寧に切り分ける伝統作法で臨んだ。
 拝殿前には参拝者や観光客が集まり、かみしも姿の2人を撮影していた。晴天の下、額に汗をかきながら、2人がふなずしを見事に切り分けると大きな拍手が起こった。白谷さんは「緊張したが、失敗せずにできてよかった。貴重な経験になりました」と笑顔だった。【前本麻有】

5月9日朝刊

個人の意見

 琵琶湖付近では、フナの価値が違いますね。