うるさい ブブゼラ=自分だけじゃなかった


6月13日23時7分配信 時事通信


ケープタウンAFP=時事】サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会ですっかりおなじみになった民族楽器「ブブゼラ」だが、誰もがその騒音に耐えられるわけではない。ケープタウンの商店では、騒音防止用の耳栓が飛ぶように売れ、品切れ状態だと話している。
 ある商店主は地元紙に対し、「在庫があったらきのうは300組を売っていたかもしれない。きょうも同じ状況だが、200組しかなく、それもほとんど売り切れた。間に合わないよ」と話し、さらに1000組を追加注文した。
 耳栓は「ブブ・ストップ」という名で売られており、パックの裏側には「騒音低減に効果抜群。サッカー、ラグビーの試合のほか、妻のグチを遮りたいカウチポテト族にもご利用いただけます」と書かれたラベルが張られている。騒音を31デシベル下げる効果があるという。
 チェーンソーが100デシベルなのに対し、ブブゼラは最大130デシベルの音を出せるといわれる。そのブブゼラは南ア以外でも騒ぎを引き起こしており、ドイツではパブリックビューイング会場でのブブゼラ使用が禁止になった所もある。

あなたは好き?嫌い? W杯南ア大会の名物「ブブゼラ


個人の意見

 W杯サッカー見た後、静かな寝室へ行くとかすかにシャワシャワと耳鳴りがしたんで、現地は相当酷いだろうなあと思っていました。耳栓なしだと、音響外傷を食らうでしょうね。

 監督の指示や選手同士のコミュニケーションを妨げ、審判のホイッスルも聞こえず、ましてや観客側も大きなラッパを吹きながらじゃ試合展開も見にくいだろうし・・・ボールを蹴る音はもちろん各国の応援も聞こえないし。

 唾が飛ぶ話も、随分ネット上に書かれていますし、スタンドは強い口臭みたいな空気が漂っているんじゃないでしょうか。


と、書いた後に、こんな記事が・・・。



6月15日15時28分配信 ISM
 大音量で物議を醸しているブブゼラだが、2010年W杯で使用禁止になることはないと大会組織委員が明言した。ロイター通信が報じている。

 試合中に吹き鳴らされる大音量により、世界中から苦情が寄せられている南アフリカの民族楽器・ブブゼラ。英『BBC』によると、W杯組織委員会のダニー・ジョーダン委員長は今回のW杯でブブゼラを使用禁止にする可能性を否定しなかったとのことだが、同委員会の広報は「ブブゼラが禁止されることはない。世界中の人々はブブゼラが大好きだ。わずかな者のみがブブゼラに反対している。ブブゼラの禁止を考えたことは一度もない」と話した。

 昨年南アフリカで開催されたコンフェデレーションズカップ以来、ブブゼラは様々な物議を醸し出している。この2010年W杯の予行演習ともなったこのコンフェデでは、「“象の雄叫びのような音”がして会話ができない」という苦情も聞かれた。オランダ代表のベルト・ファン・マルヴァイク監督は練習場からブブゼラを排除している。

 しかし、W杯組織委員会の広報は、「ブブゼラ南アフリカで2010年W杯の文化になっているのを見てほしい。我々のゲストは我々の文化を受け入れてください。我々が祝祭する方法を受け入れてください」とコメント。さらに、南アフリカ以外の国のサポーターにも使用されていると続けた。

 なお、7年前にブブゼラの使用を広めたニール・ヴァン・シャルクウィク氏によると、ブブゼラ産業として南アフリカとヨーロッパで5000万ランド(約5億9000万円)の市場価値があるという。


個人の意見

世界中の人々はブブゼラが大好きだ。わずかな者のみがブブゼラに反対している。
自分は「わずかな者」だったか・・・。


 ブブゼラの音に慣れたと思っている人が多いようですが、実は放送局の努力があるみたいです。
実はフィルタリングして放送していたらしく、思い起こせば、確かにインタビューの時だけブブゼラ音が小さくなっていましたよね。


6月28日11時9分配信 ギズモード・ジャパン

試合を観終わったあともずっと

ブブゼラの音が耳の中で鳴り続けていません?ご存知のとおり、ブブゼラ南アフリカの民族楽器で、スタジアム・ホーンともよばれている、応援の時に使ってる長いラッパ。試合を興奮しながら観戦しているファンのみなさんが、とにかく吹きまくっていますよね。そして、その音が放送を通じて世界中で鳴り響いてるわけです。

盛り上がってる雰囲気が伝わってくるかんじで、いいかもと思う時もあるけど、やっぱり耳障りだなぁって思う時もありますよね?

そう感じている人はけっこういるみたいで、見つけました。ドイツのSurfpoetenというブログに、DIYでこのワールドカップブブゼラ問題を解決できる方法を! これは、ブブゼラの周波数だけをフィルタリングしてくれるソフトなんです。ちなみに、ホーンはだいたい233 Hzぐらいで、倍音で466 Hz、932 Hz、1864 Hzぐらいになるそうです。

考案したのは、SurfpoetenのTubeさん。彼は自分のLogic Expressを実行したMac Miniをとおしたテレビから音を再生しています。こうすると、ソフトの中のバンドパスフィルターやEQ(エコライザ)が巧妙に働き、不愉快な周波数をカットしてブブゼラ・フリーに試合を楽しめるようになるわけです。

このアイディアを思いついたのは、Tubeだけじゃなく、先日New Yorkのパブでも巨大なTVで、同じような事をしていました。あなたもトライするなら、ポイントとなる周波数は233,466,932,1864ですよ。


参照サイト: http://www.popsci.com/ [POPSCI]

個人の意見

 振り返っても、やっぱり不愉快な音だったし、観客の歓声の方がずううっと、何百倍も選手の応援になるような気がします。