手賀沼 今年はイイらしいぞ

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 元日。記念すべき“初釣り”は、千葉県我孫子市の北部手賀沼にあるサンスポ推薦船宿『湖上園』のオダ釣りを選んだ。一発大型狙いの釣りだが、越冬態勢に入ったヘラブナの活性は低い。まさに今年を占う“運試し”の釣りだ。

  ★概況 ここの魅力は、何といっても40センチ以上の“巨ベラ”。純然たる野ベラだけに引きは強烈だ。ただ、絶対数が少なく、一発狙いになる。昨年末も40センチ以上が数枚釣れており、厳寒期の1月から2月は、年間最大型の45センチ超が釣れる時期でもある。

 ★釣り方 『湖上園』のオダ場は、東西に10メートル間隔で21列、南北に4メートル間隔で17本の杭で形成。各列の間に鉄パイプが打ち込まれ、そこを中心に約240のオダが投入されている。平均水深は2・5~3メートルだが、オダ場中央には1メートル前後の馬の背もあり、変化に富むのが特徴。ヘラブナはこのオダに身を潜めて越冬する。したがって、ヘラのいるポイントを探して釣る。1カ所に固執せず、アタリがなければ1時間を目安に移動するのがポイント。

 ★仕掛け&餌 巨ベラ狙いのため、仕掛けは通常よりワンランク太くする。また、オダへの掛かりなどトラブルを考えて、予備のハリスは多めに。餌はジャミを避けるため両グルテン

 ★実釣 雲ひとつない空に、真っ赤な太陽が昇り、1年がスタートした。午前7時すぎ。13人が曳き舟でオダ場に向かった。

 私は7番オダの舟道寄り、西向きに入った。13尺竿でタナは2・7メートルの底釣り。7投目。2節馴染みのウキがモヤッとサワリ返した。直後、“チクッ” と入った。“ガツン”。右腕に重量感が伝わる。すかさず左手を添えたその時、“プツーン”。痛恨のバラシだ。スレだったらしく、ハリには大きなウロコが…。これで場荒れしたのか、アタリが消えた。そこで移動。1時間を目安に9番、11番とポイントを替える。何度かアタリは出たが、空振りばかり。

 正午前。気温も上がり、ダウンを脱ぐ陽気になったところで、「来たよ!」の声。立ち上がって竿を満月にしているのは武笠光雄さん(71、取手市)。私が最初に入ったポイントで、みごと41・5センチをゲットしてニンマリ。この頃から、あちこちで竿が立ち始めた。隣でも40センチが上がった。2時に全員納竿したが、この釣果があったのは約半数の6人。中には3枚釣った人もいた。

 最大型は榎本六郎さん(67、我孫子市)。野武士の風格ある42・5センチを手に満足気だった。(APC・小澤浩)

 ★当日の餌 両グルテン=「尺上」200cc、「いもグルテン」100cc、水=400cc

ガイド

〈船宿〉サンスポ推薦=北部手賀沼『湖上園』(電)04・7185・5300
〈交通〉JR常磐線我孫子駅下車。徒歩約15分。マイカーは常磐自動車道・柏ICを下り、国道16号を千葉方面に向かい、国道6号を過ぎたら「桜台」を左折して約5分
〈料金〉入漁料500円。ボート代2000円。


個人の意見

 今年は、手賀沼の釣況がいいと、常連師も口を揃えている。
本当に釣れていそうだ。