キリンビール9品目を一時販売休止


オリコン 4月21日(木)14時52分配信
 キリンビールは21日、『キリン クラシックラガー』『キリン コクの時間』『キリン 休む日のAlc.0.00%』など9品目の缶商品を在庫がなくなり次第、一時販売休止にすると発表した。東日本大震災の影響による仙台工場の被災や缶資材の供給不足が原因。同社は「夏の最盛期に向けて商品の安定供給ができるよう万全を期してまいります」としている。

 今回販売休止になるのは上記商品のほか『淡麗ダブル』『キリンゼロ<生>』『キリン 円熟』『キリン ストロングセブン』『キリン 本格 辛口麦』『キリン 濃い味 糖質0(ゼロ)』。このうち『淡麗ダブル』と『キリン 休む日のAlc.0.00%』は5月中旬からの出荷再開を見込んでいるが、それ以外の商品の出荷再開見込み時期は未定。

 なお、『キリン 一番搾り』『キリンラガー』『キリン のどごし生』『キリンフリー』などの主力商品は生産を継続する。


時事通信 4月21日(木)15時1分配信
 キリンビールは21日、主力ブランドの「クラッシックラガー」やノンアルコールのビール風飲料「休む日のAlc0.00%」など缶製品9種類の販売を、在庫がなくなり次第、一時休止すると発表した。東日本大震災で仙台工場(仙台市)が被災した上、材料の缶の調達が不足しているため。
 販売を一時休止する製品には、「淡麗ダブル」「円熟」「濃い味<糖質0>」などのビール類も含まれる。「淡麗」と「休む日」は5月中旬ごろに出荷を再開する見込みだが、残りは再開時期が見通せないという。
 同社は「のどごし<生>」や「一番搾り生ビール」「麒麟淡麗<生>」など、販売量が多い品種に絞った生産体制を敷き、夏の最盛期に向けた需要増に対応する。


産経新聞 4月21日(木)13時46分配信

 キリンビールは21日、同社で販売するビール類(ビール、発泡酒第3のビール)などのうち、計9銘柄で販売を一時休止すると発表した。東日本大震災の発生で、被災した仙台工場(仙台市)が今年9月ごろまで操業停止を余儀なくされたのに加え、缶資材の供給が不足しているため。販売を休止した商品は店頭で在庫がなくなり次第、一定期間、品切れが続く可能性がある。

 販売を休止するのは、ビール「キリン クラシックラガー」のほか、発泡酒は「淡麗ダブル」「キリンゼロ<生>」「キリン円熟」の計3種類、第3のビールは「キリン ストロングセブン」「キリン コクの時間<贅沢麦>」「キリン 本格<辛口麦>」「キリン 濃い味<糖質0(ゼロ)>」の計4種類、ノンアルコールビール「キリン 休む日のAlc0.00%」。全部で9銘柄になる。

 そのうち、「淡麗ダブル」と「キリン 休む日のAlc0.00%」は5月中旬ごろに出荷を再開する見込みだが、他の銘柄の出荷再開時期については未定とした。9銘柄が占める販売数量は、同社のビール類の約1割程度だという。

 一方、主力の「キリン一番搾り」(ビール)、「キリンラガー」(同)、「麒麟淡麗<生>」(発泡酒)、「淡麗グリーンラベル」(同)、「キリン のどごし<生>」(第3のビール)、「キリン フリー」(ノンアルコールビール)については、生産を継続する。
http://p.tl/C9cO キリンビール仙台工場の被災状況と操業再開にむけて

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仙台工場
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Google Earthで確認できる、この黄色いものはビールケース、縁に見える黒いものがビール瓶だと言われています。
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2011/4/7 19:55

 キリンビールの松沢幸一社長は7日、仙台市で記者会見し、東日本大震災で操業停止している仙台工場について「生産再開は9月を最低必達目標としたい」と話した。具体的な再開時期はインフラ復旧や生産設備の被害状況を見極め、今月下旬に決める。

 仙台工場のビール系飲料の生産能力は年間19万リットル。キリン全体の8%程度で、供給地域は東北6県と新潟県。震災でビールの貯蔵タンク 15基のうち4基が倒壊し、津波で包装設備や倉庫が浸水する被害が出た。醸造設備はほぼ無事といい、松沢社長は「当初に見込まれた大きな被害は免れた」と述べた。

 キリンは震災後から他工場での増産で不足分をまかなっており、夏場の最盛期についても他の工場である程度カバーできるという。

個人の意見

 Yahoo!ニュースでは取り上げられなかったのかも知れませんが・・・


2011年4月9日

 サッポロビールは8日、「ラガービール」などのビール類3銘柄を在庫がなくなった時点で一時販売休止する方針を明らかにした。東日本大震災で仙台工場(宮城県名取市)や千葉工場(千葉県船橋市)が被災して完全復旧の見通しが立たず、生産する商品を絞る。

 休止するのは「ラガービール」中瓶、大瓶のほか、「ヱビス<ザ・ブラック>」缶と第3のビール「オフの贅沢」缶のいずれも350ミリリットルと500ミリリットル。

 千葉工場は生産を一部再開しているが、仙台工場は操業休止を続けている。


2011年4月7日
サッポロビール株式会社

この度の東日本大震災に際し、被災された方々、関係者の皆様に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。

東日本大震災の影響により、以下の製品については、弊社在庫なくなり次第やむなく一時販売休止とさせていただきます。

お客様にご迷惑をおかけいたしますことを、深くお詫び申し上げます。
何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

ヱビス<ザ・ブラック> 缶350
ヱビス<ザ・ブラック> 缶500
サッポロラガービール 中びん
サッポロラガービール 大びん
サッポロ オフの贅沢 缶350
サッポロ オフの贅沢 缶500


テレビ朝日 (4/7 16:44)

ビールの製造開始は、ホップの仕込みが始まる秋になりそうです。

 キリンビール仙台工場は、震災で一部の倉庫が浸水したほか、ビールの貯蔵タンクが倒れるなどの被害を受けて操業を停止しています。

 キリンビール・松沢幸一社長:「当初、見込まれたものよりは、かなり被害は大きなものは免れた」

 仙台市内で会見したキリンビールの松沢社長は、醸造設備に被害がなかったことなどから、操業再開はホップの仕込みが始まる今年の秋ごろにはという意向を示しました。なお、商品の供給については、横浜工場や松戸工場での増産で対応が可能だとしています。


ロイター 4月12日(火)12時21分配信

 [東京 12日 ロイター] ビール大手5社が12日にとりまとめた3月のビール系飲料(ビール・発泡酒・新ジャンル)の課税出荷量は、前年比10.9%減で3カ月ぶりにマイナスとなった。3月11日に発生した東日本大震災により、複数の工場が操業を停止していたため、課税出荷数量は大きく落ち込んだ。


 酒類別の出荷量は、ビールが前年比5.3%減、発泡酒は同20.2%減で、それぞれ2カ月連続でマイナスとなった。新ジャンルも同13.8%減となり、37カ月ぶりに前年を割り込んだ。

 ビール系飲料全体に占める酒類別の構成比は、ビールが49.9%、発泡酒が15.8%、新ジャンルは34.3%。

 <現在でも3工場が操業停止中>

 ビール各社の製造設備は、震災で6工場が被害を受けた。現時点でも仙台と福島の3工場が操業を停止している。

 キリンビールは全国9工場のうち2工場が操業を停止した。最も被害が大きかった仙台工場(仙台市)は、屋外設置のビールタンク15本のうち4本が倒れたほか、津波の影響でパッケージング設備や倉庫の一部が浸水。仕込みなどを行う醸造設備には大きな被害はなかったが、再開時期は未定だ。取手工場(茨城県取手市)は一部稼働を再開している。

 アサヒビールも全国に9つある工場のうち、福島工場(福島県本宮市)と茨城工場(茨城県守谷市)で操業を停止した。茨城工場は一部操業を再開したが、福島工場は再開のめどが立っていない。サッポロビールは5つの工場のうち、仙台工場(宮城県名取市)と千葉工場(千葉県船橋市)が被災。仙台工場は5―6月にパッケージングを再開する計画だが、仕込みの再開時期は未定だ。 3月28日にパッケージングを再開した千葉工場は、4月下旬から仕込みも開始する予定。

 <1―3月期の課税出荷シェアはアサヒが首位>

 1―3月期の累計では、ビール系飲料の課税出荷量は前年同期比1.1%減。1―2月はプラスで推移していたものの、震災の影響により3月が落ち込み、1―3月期を通じてもマイナスとなった。

 1―3月期のシェアは、アサヒが39.0%でトップだった。全体の課税出荷数量は前年を割り込んだものの、アサヒは前年同期比8.5%増と唯一前年を上回り、シェアを伸ばした。「1―2月にスーパードライが5年ぶりにプラスとなったほか、クリアアサヒも好調で、貯金があった」(広報担当者)という。また、被災した工場以外での増産などにも努めた。

 キリンビールは、仙台工場の3月出荷分を含んでおらず、同6.7%減となった。シェアは35.2%。

 サントリーは同4.1%減でシェアは13.8%、サッポロは同9.0%減でシェアは11.1%だった。サントリーは、大手4社のなかで唯一工場の直接的な被災はなかったものの「計画停電や缶資材不足などで供給量は落ちている」(広報担当者)という。


 (ロイターニュース 清水 律子)