世界一美味いらしいナゾの「最高級コーラ」


毎日新聞 4月27日(水)17時36分配信
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 サントリー食品インターナショナルは、PEPSIの新しいラインナップとして「ペプシドライ」を5月24日(火)から全国で新発売します。

 「ペプシドライ」は、コーラ飲料市場に“甘くない”という新たな価値を提案するPEPSIの新商品です。中味は、従来のペプシコーラと比べて甘さを半分以下に設定することで、今までにないすっきりとキレのある味わいに仕上げました。パッケージは、銀色の背景に商品名をシンプルな字体で記し“甘くないコーラ”と表記することで、「ペプシドライ」のコンセプトをストレートに訴求しました。

 当社は「ペプシドライ」の発売により、“甘くない”コーラという新たなジャンルを創出するなど、市場のさらなる活性化を図ります。

▼商品名・容量・希望小売価格(税別)および梱包

 「ペプシドライ」 490mlペットボトル 140円 24本

▼発売期日

 2011年5月24日(火)

▼発売地域

 全国

■問い合わせ先■サントリー
 お客様センター
 TEL:0120-139-320(フリーダイヤル)

※発表日 2011年4月26日

以 上

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都内の書籍・雑貨店「ヴィレッジヴァンガード」で、「Curiosity Cola」(直訳=好奇心コーラ)という興味をそそる名前のコーラを発見! まるでギネスビールのようなラベルから伝わる高級感、そして通常のコーラにはないアルコール含有量の表示。同店では「世界一ウマイ最高級コーラ」であると謳っているから、興味がそそられる。いったいどんな味がするのだろう? 1本購入してみることにした。

まずはラベルに書かれているように、ビンを上下逆さにしてからグラスに注いでみた。通常のコーラと比べ、色が濃い。香りも強い。口に含むと、コーラ独特の甘ったるさがなく、すっきり爽やかな味だ。

インカコーラペプシコカ・コーラなど、日頃から「甘すぎる」と感じている記者にとって、このコーラは飲みやすく感じた。通常のコーラに慣れているコーラ通の編集部員は「甘みが薄く、味が複雑」だと感じたようだ。価格は1本368円(275ml)。

「Curiosity Cola」の製造・販売を手掛けているのは、植物由来の素材にこだわった炭酸飲料を取り扱うイギリスの「Fentimans」社。1905年創業の炭酸飲料メーカーだ。

このコーラの原材料は砂糖、発酵ショウガ根抽出液、炭酸、カトゥアバエキス、ガラナエキス、キャラメル、リン酸、コーラフレーバー、カフェインとなっており、人工甘味料などは一切使われていないことが分かる。もしかしたら、昔のコーラはこんな味がしたのかもしれない。

ちなみに微量ではあるが、このコーラにはアルコールが含まれているのでお子さんが飲む場合は注意して欲しい。

ヴィレッジヴァンガード・下北沢店で発見した「Curiosity Cola」
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(文、写真=横山ローズ)

参考元:Fentimans(http://bit.ly/m1fKMl )




個人の意見

 甘くないのが流行りです。








産経新聞 4月23日(土)12時34分配信
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 大人から子供までになじみ深い炭酸飲料のラムネが“進化”し続けている。たこ焼風やキムチ風といった変わり種ラムネが続々誕生、大阪名物の土産物店などで人気を呼んでいるのだ。懐かしくもあり、新しくもあるラムネの魅力に迫った。

 「ナニ、コレ?」「なんか、おもしろそう」

 なにわの名物品を集めた大阪・道頓堀の土産物店。ドリンクコーナーの前で10代とおぼしき女の子2人が興味深そうに変わり種ラムネを手にしていた。

 棚に並んでいたのはたこ焼風やキムチ風、カレー風、ラー油風ラムネなどで、いずれも大阪の地域限定品。250ミリリットル入りの120円で、ラムネ瓶の形をしたペットボトルに入っている。もちろん、ビー玉付きだ。

 この2人はあれこれ迷った末、結局買わなかったが、ラムネの棚には次から次に客が訪れ、品定めをしていた。

 店員によると、変わり種ラムネはブログで広まったり、情報番組で取り上げられたりしたので、最近は地方の人にも知られてきたという。主な購入層は若い女性や外国人、修学旅行生ら。一番よく売れているのは、独特のソースの香りがするたこ焼風だという。

 「飲みやすいですよ」と聞き、実際飲んでみたが、これがなかなかいける。店員いわく、「たこ焼を食べて、ジンジャエールを飲んだ感じ」とのことだが、まさにそんな味。ソースの味と香りはそんなにしつこくなく、のどの奥でシュワ~ッと広がる炭酸のさわやかさとよくマッチしている。

 ゲテモノ、ウケ狙いなんて言う人もいるようだが、とんでもない。計算されつくした味で、これなら大阪土産にぴったりだと思った。

 こうした変わり種ラムネを製造しているのが、1946年創業の老舗メーカーで、現在も全国一のラムネ生産量を誇る「ハタ鉱泉」(大阪市都島区)だ。カレー風、玉ねぎ風、水なす風ラムネなどもあり、ユニークな製品の数々は2月23日付SANKEI EXPRESSの「かんさいMONO語り」でも紹介した。

 たこ焼をはじめ、水なす(泉州)、玉ねぎ(同)など、大阪の名物や地産のものを“味付け”に使っているのが特色。「ラムネをもっと広く知ってもらおう、大阪にあるもので何かできないかと考え、こうした商品を作りました」と、秦啓員(はた・ひろかず)社長(57)は話す。

 ラムネの味はシロップで決まる。キムチやたこ焼などは化学的に調合した香料をシロップに混ぜているが、水なすと玉ねぎだけは現物を搾(しぼ)った果汁を使っている。このシロップ作りは試行錯誤で、苦労の多い作業だという。

 秦社長によれば、玉ねぎの香料は最初はうまくいかず、「みじん切りして搾ったところ、涙が出て仕方がなかった」という。また、新しいラムネ作りで、「竹墨を溶かして入れてみたが、飲めなかった」とも。ユニークな商品作りには、失敗もつきものだ。

 大阪らしいしゃれっ気があっておもしろい、と思ったのは、各商品のキャッチフレーズだ。

 たとえば、カレー風ラムネ。宣伝文句は《くいだおれの街で、大阪のおかんが作った自慢の「うちのカレー」味ラムネ》。瓶のラベルには《おかんが作ったカレー風》、さらにキャップには《おかんのカレー味やで》のコピーとともに、パーマ頭の大阪のおばちゃんのイラストまで付いている。これでもか、というほどなにわのテイストが効いており、ひょっとすると、ボトルだけでお土産の価値があるかも。

 さらに、たこ焼風ラムネは《大阪名物いうたらやっぱりたこ焼や。ラムネになてもええやんか。ちょっといっぺん飲んでみて》、キムチ風は《赤い衝撃ピリ辛テイスト》といった具合。

 また、「昨年は食べるラー油がはやったので、飲むラムネはどうか」(秦社長)ということで作ったラー油風ラムネは、《品切れ続出?のラー油風ラムネ》《ちょい辛です。ごはんには混ぜられません》。ご丁寧に断り書きまで書かれている。《続出》と言い切らずに《?》を付けたところも正直というか…。

 ラムネは夏場がシーズン本番。同社ではすでに春先から工場のラインをフル稼働させ、夏場に出荷するラムネのストック作りを始めているが、変わり種の新製品も開発してラムネファンを楽しませてほしいところだ。



 バラエティーに富むラムネだが、もともとはレトロな飲み物だ。子供のころ、銭湯や駄菓子屋、お祭りの夜店などで買って飲んだという人も多いはず。瓶の中でカラカラと鳴るビー玉の音は、郷愁を誘う。

 筆者も小学生のころ、下校時などにラムネを買ってよく飲んでいた。当時はビー玉遊びがはやっていて、ガラス瓶の中のビー玉を取れないかと何度思ったことか。瓶を割るしかないと分かって、あきらめたものだが。

 そんなこんなで日本人になじみの深いラムネだが、もともとは英国のもので、炭酸の圧力によってビー玉(ガラス玉)で密栓する製法も、英国で生まれたのだという。

 ハタ鉱泉でもらった各種資料によると、ラムネは幕末、長崎に入港した英国船によって持ち込まれ、その後、港町の神戸や横浜で製造が始まり、全国に広まっていったとされる。

 同社によると、ラムネが清涼飲料水の王様だったのは、戦後から昭和30年代にかけて。ピーク時の30年代半ばには、製造会社は大阪府下だけで160~170社を数えた。しかし、コーラなど外国産の清涼飲料に押されるなどして需要が落ち、現在は5、6社にまで減った。それでも最近はレトロブームもあって、需要が戻ってきているという。

 また同社はラムネの輸出にも力を入れており、米国や豪州、中国、東南アジア向けの商品を生産。現地では日本のラムネのニーズが高く、輸出量は堅調に推移しているという。

 こう見てくると、ラムネは100年余り前に海外から入ったものの、日本で発展、拡大し、夏の風物詩、下町の飲み物として日本人に好まれ、今や完全に日本の飲み物になったといってもいいだろう。

 戦後のラムネの歴史と歩を同じくしてきたハタ鉱泉。アイデアラムネは、老舗ゆえの確かな技術があってこそ誕生した。さらに、昔ながらの瓶ラムネが主力として好調な売れ行きを維持しているからこそ行えた、遊び心に満ちた“実験”ともいえる。日本のラムネに乾杯…。(た)


個人の意見
 同社の秦様は、納品先の店舗規模大小に関わらず、腰が低くて対応も丁寧かつ機敏。いい人です。
製品を飲んで、笑顔になれることが大事だというのを教わりました。

 ひと口飲んで「本当だ、この味がしますね」と笑える、そういう雰囲気を大事にしていました。