笑い飯の哲夫、東大で「おもしろ仏教講座」


デイリースポーツ 5月17日(火)9時12分配信

 昨年のM‐1グランプリを制したお笑いコンビ・笑い飯の哲夫(36)が、芸能人史上初めて東京大学で講義を行うことが16日、分かった。28日に都内の東大本郷キャンパスで行われる「東京大学仏教青年会」主催の「笑い飯・哲夫のおもしろ仏教講座」に登場し、1時間熱弁をふるう。偏差値王者の東大生と、漫才王者・哲夫との異次元のやりとりが注目される。また、“チャラ男”として人気のオリエンタルラジオ・藤森慎吾(28)は、25日に早稲田大学で恋愛講座を行う。
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 M‐1王者が天下の東大生相手に「仏教」を語ることになった。学園祭「第84回五月祭」内の「笑い飯・哲夫のおもしろ仏教講座」で“教壇”に立つ。東大では09年に漫画家でイラストレーターのみうらじゅん(53)が、同じ仏教をテーマに開催しているが、芸能人では哲夫が東大史上初となる。当日は経済学部の教室で学生ら500人を相手に1時間講義を行う予定。哲夫は「こいつ何言うとんねん、あほと違うか、と思っていただけるように頑張ります」と意気込みを語った。
 奈良県桜井市出身の哲夫は、趣味は写経と公言し、スケジュール帳には般若心経がメモしてあるほどの仏教好きとして知られる。09年には初めての著書「えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳 般若心経」を発売し、5万部を売り上げた。同年には都内で仏教講座を開催するなど“普及”に力を入れてきた実績もある。
 奈良県屈指の進学校である奈良高校、関西の名門・関西学院大出身の哲夫だけに赤門にもひるむことはない!?対峙(たいじ)する偏差値最上位の学生に対しても、「どうせ面白いことしか言えませんが、ぜひおちょくりに来てください」とペースに引き込む自信を見せた。昨年は歌手・矢沢永吉(61)がライブを行った東大で、今年最大の注目は哲夫に集まりそうだ。


個人の意見

笑い飯 哲夫 仏教的に正しい「一休さん」の歌


面白い。



シネマトゥデイ 5月28日(土)13時8分配信


 28日、2010年のM-1グランプリチャンピオン「笑い飯」の哲夫が、東京大学学園祭“五月祭”にて「笑い飯 哲夫のおもしろ仏教講座」と題した講演会を行い、仏教のこころを、笑いを交えておもしろおかしく説いた。

 「笑い飯」と仏教? と一瞬思ってしまうかもしれないが、哲夫は奈良県で生まれ、関西学院大学文学部哲学科を卒業。般若心経をこよなく愛し、毎朝写経をするというほど仏教通ということはファンの間では有名だ。2009年には「えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳 般若心経」という本を出版。初心者にもわかりやすいように般若心経を訳した同書は5万部を売り上げ、話題となった。

 そんな哲夫が“東大生にでもわかる世界一おもしろい講座”にする! という意気込みで登壇。いきなり住職の方が前列にいると知ると、やや緊張気味な表情を見せたが「お笑いのステージのつもりで臨んだ」というように、仏の悟りを開いた仏陀の教えの解釈など、ボケを交えながら、身近な例えで仏教の教えを説いた。

 仏教にはまったのは高校の先生が教えてくれた煩悩の話がきっかけだったようで「人間、欲望や煩悩があるから苦しい。四苦八苦というでしょ? 数字で示すと4989。4×9は36で、8×9は72。36+72は108。煩悩の数と同じになるんです」と当時教えられたことを今度は哲夫が教壇から説明。この言葉で「仏教っておもしろいなぁ」と興味を持ったという。

 ただ、やはり煩悩を消すことは並大抵のことではないらしく、仏陀の説いた中道(快楽と苦行の中間)が大切だと述べると、「スケベすぎてもだめ、まったくスケベじゃないのもだめなんです」と力説。「煩悩は消せませんね。僕はエッチビデオが大好きですが、中道の精神であまり見過ぎないように心がけています」と迷言で周囲を笑わせた。

 学生からの質問コーナーでは、自分の戒名にはどんな文字を入れる? と聞かれ「屁」と即答し、「実態がないでしょ」と本気かボケかわからない理由を明かした。また「仏教のお釈迦さまとお笑い界のさんまさんではどちらが好きですか?」という質問には一瞬言葉に詰まるが「歴史的にはお釈迦さまですが、滑らないトークではさんまさんとお釈迦さまは同じくらいすごい」とうまくまとめ、会場からは拍手が起こった。(磯部正和)

「えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳 般若心経」はヨシモトブックスより発売中(税込み:1,300円)


オリコン 5月28日(土)13時12分配信

 M-1王者の漫才コンビ笑い飯の哲夫が28日、東京大学本郷キャンパスで仏教講座を開いた。独学で仏教を研究し、般若心経の写経を趣味とする哲夫は今までに幾度か講師を務め、東大でもライブ経験があるが、同所の教壇に立つのは初めて。“哲夫先生”は「学生運動でここで討論した三島由紀夫を意識しました。三島に見えるように気をつけようと思って、掴みで“火炎瓶を持っている人は投げ込まないで”と言おうとしたけど忘れてた」と講義を終えた。


 奈良県出身で関西学院大学哲学科を卒業。幼少の頃から般若心経に興味を持ち、般若心経解説本『えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳般若心経』まで出版してしまった哲夫。この日は「笑い飯 哲夫のおもしろ仏教講座」として仏陀の人となり、教え、仏陀を取り巻く周囲の人々の解説など板書やスライドショーを用いて約1時間にわたって教鞭をふるった。

 講義を終えた哲夫は「仏教って題材を使っていかにボケられるかという、お笑いのステージと思ってやらせてもらった」と漫才師のプライドをのぞかせた。生徒からの質問で「仏教における仏陀とお笑い界における(明石家)さんま」の存在の大きさを問われると「トークで人をスベらせない点では、仏陀とさんまさんは同じ。“Wボケ”界における笑い飯と仏教界における仏陀も同じですね」と胸を張った。

 今後はこういったピンの仕事を積極的に行うのかと思いきや「コンビでもやってみたい。西田は仏像が大好きで、僕より詳しいと思う」とコンビでの“講師活動”も示唆。『M-1』ラスト王者の恩恵は「CMに出てますもん。実感してますよ」といい、さらなる目標として「ゴールデン10番組で冠、ギャラは億プレイヤー、車3台所持っていう生活ですかね。こういう講演の仕事を着々とこなしていけばそういう感じになっていけると思う」と笑わせていた。