長野の酒造「麗人酒造」が民事再生法を申請


06月28日(火)

 老舗酒造会社の麗人酒造(諏訪市)は27日までに、民事再生法の適用を地裁諏訪支部に申請し、保全命令と監督命令を受けた。申請代理人の弁護士によると、負債は約2億7千万円。諏訪地方の老舗では2009年3月、舞姫酒造(同)も業績悪化で同法の適用を申請して現在も経営再建を進めており、清酒メーカーを取り巻く経営環境の厳しさが浮き彫りになっている。

 代理人の弁護士や帝国データバンク松本支店などによると、麗人酒造は1789(寛政元)年に創業し、1947(昭和22)年に法人化した。諏訪地方の酒造会社9社の中では中堅規模で、「麗人」ブランドの各種清酒を主力に、ピークだった90年9月期には売上高約3億円を計上。地ビール「諏訪浪漫ビール」や焼酎の製造・販売も手掛けた。

 近年は日本酒市場の縮小や消費者の低価格志向から業績が伸び悩み、10年9月期の売上高は1億4400万円に減少。インターネットを通じた販売の強化や新商品の開発にも取り組んだが、東日本大震災以降の消費の冷え込みを受けて民事再生法の下で再建を図ることにした。

 弁護士によると、麗人酒造の従業員はアルバイトを含めて12人で、雇用は継続するという。弁護士は「スポンサーの募集も含めて今後の再建策を検討する」としている。


長野の酒造「麗人酒造」が民事再生法を申請、寛政元年創業
2011年6月28日 16:10 | 国内倒産 | 倒産, 長野, 飲料


信濃毎日新聞(電子版)によると、長野県諏訪市に本拠を置く老舗酒造の「麗人酒造」は、6月27日までに長野地方裁判所諏訪支部民事再生法の適用を申請したことが明らかになりました。

1789年に創業の同社は、「麗人」「和寛」「春の麗しき霞酒」など清酒の製造を主力に事業を展開するほか、近年は地ビールや焼酎の製造にも事業を拡大していました。

しかし、若者の日本酒離れや景気低迷による個人消費の落ち込みで売上が減少すると、資金繰りの行き詰まりから自力での再建を断念し今回の措置に至ったようです。

負債総額は約2億7000万円で、今後は営業を続けながら経営再建を目指す見通しです。

信濃毎日新聞[信毎web] 諏訪の麗人酒造、民事再生法の適用を申請



清酒「麗人」の麗人酒造(株)(長野県諏訪市諏訪2-9-21、代表:小松修治)は6月24日、長野地裁諏訪支部民事再生法の適用申請を行った。

申請代理人は齋藤泰史弁護士(電話0266-54-5950)ほか。
監督委員には諏訪雅顕弁護士(電話0266-53-3460)が選任されている。負債額は約3億円。

個人の意見

 電話が繋がらないし、弁護士へ掛けたくないし・・・。
 結構、付き合いは長かったんだけれどなァ。