愛好者製作の「品川和竿」を展示 福知山で催し

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京都新聞 1月5日(木)11時59分配信

 竹を加工し、漆を塗って仕上げた昔ながらの釣りざお「品川和竿(わかん)」の展示会が京都府福知山市夜久野町平野の「やくの木と漆の館」で開かれている。実用品でありながら、芸術品と見間違うような美しい漆の光沢やしなやかさに、来館者が見入っている。
 品川和竿は東京都品川区で作られてきた同区の伝統工芸品。カーボン製の釣りざおが主流となる中、「日本文化の一端とも言える品川和竿を残そう」と、自ら製作し、実際に使っている愛好者10人の作品約30本を展示している。
 石鯛竿(さお)、渓流竿、タナゴ竿、チヌ竿など釣る魚や場所に応じたさまざまな種類の釣りざおが並び、それぞれに素材の竹や、製作面での難しさなどをパネルで紹介している。
 出品者の1人で神戸市東灘区の久保俊介さん(63)は「和竿はカーボン製より、しなやかさや食い込みのよさが優れている。美しさに実用性も兼ね備えた魅力に触れてもらえたら」と話す。29日まで(水曜休館)。同展のみ無料。同館TEL0773(38)9226。

個人の意見

>「和竿はカーボン製より、しなやかさや食い込みのよさが優れている。美しさに実用性も兼ね備えた魅力に触れてもらえたら」

 「竿でアタリを取る釣り」という、感覚ならではの表現ですね~。