中日新聞「故人の作品 今も輝く 掛川ゆかり北岡さんの版画展」

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中日新聞 2011年12月18日

ヘラブナ釣り仲間が企画

 掛川市ゆかりの版画家・故北岡文雄さんの作品を紹介した「北岡文雄版画展」が、同市西大渕の西大谷池・ログハウス「檪(くぬぎ)」で開かれている。30日まで。 (堀内孝義)

 北岡さんは東京都出身。東京美術学校(現東京芸大)で木版画を学び、風景版画を得意とし世界文化遺産シリーズで名高い。日本美術家連盟理事長も務める傍ら、ヘラブナ釣りが好きで毎年のように掛川市西大渕の西大谷池を訪れて釣りに興じた。2007年に89歳で他界した。

 今回は、北岡さんとヘラブナ釣りを通じて親交のあった地元、遠州横須賀倶楽部の小田泰巳さんが企画。小田さん所蔵の北岡さんの作品14点を出展した。

 北岡さんの代表作「おうむ貝」「淡雪の三千院」「千尋の滝」をはじめ、掛川市横須賀地区の祭りを題材にした「遠州横須賀三熊野神社大祭」や「ヘラブナ」、ヘラブナに乗った裸身の女性を版画にした「ヴィーナスと魚」など北岡さん独特の世界が広がる。地元の人もヘラブナ釣りをしていた北岡さんをしのび作品を鑑賞している。火曜定休。問い合わせは同ギャラリー=電0537(48)5562=へ。

個人の意見

ヘラブナに乗った裸身の女性を版画にした「ヴィーナスと魚」など

 興味深い。