5河川でヤマメとイワナのセシウム100ベクレル超


毎日新聞 2月28日(火)13時8分配信

 県は27日、県内の主要11河川で採取したヤマメとイワナ放射性物質検査結果を発表した。放射性セシウムはいずれも現在の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超えなかったが、5河川(桜川、沼尾川、烏川、温川、薄根川)では4月から適用される新たな規制値(同100ベクレル)を上回った。採取日は2月1~23日。
 イワナとヤマメは3月1日から渓流釣りが解禁になるが、県は新規制値を超えた5河川について、釣った魚はすべて放流し、食用にしないことを各漁協と確認した。釣り客には各漁協の監視員が、食用にしないよう指導を徹底させるという。
 県は11河川について今後も随時再調査を行うとともに、調査の対象河川を広げる。また、今後は同じ河川でも上流と下流に分けるなど調査区域の設定を検討するという。
 渓流魚を巡っては栃木県が新規制値を超えた河川について、各漁協に解禁延期を要請しており、対応に違いが出ている。【庄司哲也】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇渓流魚の放射性物質検査結果
調査河川  対象魚 ベクレル
小黒川   ヤマメ   67
沼尾川※1 ヤマメ   86
桜川上流  イワナ  212
桜川上流  ヤマメ  299
桜川下流  ヤマメ  137
碓氷川   ヤマメ   19
沼尾川※2 ヤマメ  336
名久田川  ヤマメ   73
神流川   ヤマメ大  27
神流川   ヤマメ小   -
烏川    イワナ  166
烏川    ヤマメ   46
温川    イワナ  110
温川    ヤマメ   73
発知川   ヤマメ   59
薄根川上流 イワナ   45
薄根川上流 ヤマメ  257
薄根川下流 ヤマメ   77
 注)数値は1キロ当たり。沼尾川の※1は渋川市赤城町、※2は同市伊香保町で検体採取。-は未検出

2月28日朝刊

個人の意見

 同一河川でも生息域の違う他魚種は、いかがなんでしょうかね。
就餌行動として、水底に堆積したものをスパスパやるような魚もいますよね。
食用でない魚は、気にされないのかな。