五大湖、レンギョから守れ

[headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120228-00000076-jij-int 五大湖、コイから守れ=5州の訴え実らず―米

時事通信 2月28日(火)16時6分配信
 【ニューヨーク時事】中国原産のコイの仲間が五大湖流入して生態系を荒らしかねないと、湖周辺の米5州が頭を抱えている。5州は米政府に対して流入を防止するための緊急対策を求めたが、米メディアによると、最高裁は27日、この請求を退けた。
 5州はミシガン、ミネソタオハイオペンシルベニアウィスコンシン。各州は五大湖周辺で見つかった中国原産のハクレンとコクレンが五大湖流入し、年間70億ドル(約5600億円)規模の漁業に打撃を与えると懸念。これらコイの仲間は成長が速く、五大湖固有の魚が駆逐される可能性があるという。一方、米政府は既に効果的な対策が講じられていると反論していた。


個人の意見

>中国原産のハクレンとコクレンが五大湖

>これらコイの仲間は成長が速く、五大湖固有の魚が駆逐される可能性があるという。

 コイの仲間ですが、コイではないです。

 コイ科は、淡水魚最大であるだけでなく、脊椎動物で最大の科とも呼ばれているのに、
北米では「ミノー(Minnow)」ユーラシア地域だと「カープ(Carp)」と総称してしまうため、このような記事になってしまうのでしょうね。

 こうした話は珍しくなく、ブルーギルはサンフィッシュ科なのですが、海に棲む巨大なマンボウの英名「Ocean sunfish」を単に「Sunfish」とも呼ぶことから「サンフィッシュ類の小魚が大漁だった」という内容の英文を、魚の知識が乏しい人によって日本語翻訳されたために「湖沼で大量のマンボウが釣れた」という、トンチンカンな誤訳になった場合もあるようです。