ゲンゴロウブナ 自粛


毎日新聞 3月31日(土)11時5分配信
 茨城県は30日夜、霞ケ浦北浦と県内河川のイワナなど4種の魚から、4月からの新基準値を超す放射性セシウムが検出されたと発表した。これを受け県内水面漁協連合会は、数値が高い花園川を含む県北部の大北川水系で、4月1日の予定だった渓流釣り解禁を、数値が下がるまで延期すると発表した。

 県漁政課によると、3月2~18日の検査で水沼ダム上流域の花園川で採れたイワナから1キロ当たり330ベクレル、ヤマメから最大で同200ベクレルを検出した。また、霞ケ浦ゲンゴロウブナが同101ベクレル、ウナギが同104ベクレルと基準値を超えた。【杣谷健太】


朝日新聞 2012年03月31日

 県漁政課は30日、河川や湖の魚介類で、1キロあたり100ベクレルの新基準を超える放射性セシウムを検出した4種について、4月1日から水域ごとに出荷を自粛するよう要請すると発表した。自粛の対象となるのは水沼ダム上流の花園川のヤマメとイワナ、桜川などのゲンゴロウブナ霞ケ浦などのウナギで、いずれも天然もの。3月の検査で101~330ベクレルが検出された。


県は30日、北茨城市の水沼ダム上流域の花園川のイワナなどから新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたとして、各漁協に対し、出荷・販売の自粛を要請した。

出荷・販売自粛の対象となったのは、水沼ダム上流域の花園川のイワナ(138ベクレルと200ベクレル)、ヤマメ(330ベクレル)霞ケ浦、北浦とその流域河川のゲンゴロウブナ(101ベクレル)、ウナギ(104ベクレル)▽桜川、小野川、新利根川常陸利根川ゲンゴロウブナ(霞ケ浦流域の数値を適用)。3月2~18日にかけて各水域で採取し、検査した。

これを受け、県内水漁業協同組合連合会は、大北川水系の渓流釣り(ヤマメ・イワナ)の4月1日の解禁について、数値が下がるまで延期すると発表。一方、十王川水系や久慈川水系は予定通り解禁し、那珂川水系は検査結果が出次第、対応を発表する予定。



日本経済新聞 2012/3/31 9:59

 茨城県は30日、霞ケ浦や花園川で取れたウナギやイワナから、4月に適用する新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムを検出し、周辺河川を含め、4月1日から出荷や釣りの自粛を要請すると発表した。基準値超のセシウムが検出されたのは、霞ケ浦のウナギとゲンゴロウブナ、花園川のイワナとヤマメ。3月の検査で330~101ベクレルだった。〔共同〕


毎日新聞 3月31日(土)11時28分配信
 ◇「危機的状況」
 東京電力福島第1原子力発電所事故の影響による霞ケ浦流入河川の汚染状況調査に取り組むNPO法人アサザ基金」(牛久市)は30日、河川底泥の放射性物質モニタリング結果を発表した。霞ケ浦河口約1・6キロ先の土浦市備前川小松橋河岸側で乾泥1キロ当たり放射性セシウム9550ベクレル(134と137の合計)を検出。国が災害廃棄物(がれき)を埋め立て処理できるとする基準は焼却灰1キロ当たり8000ベクレル以下。記者会見した飯島博代表理事は結果を受け「とんでもない数値で一刻の猶予も許されない危機的状況。これ以上放射性物質が流れ込まないよう行政は早急に対策を取るべきだ」と訴えた。
 アサザ基金は今月8日から、他の市民団体と共に採泥器で底泥を採取し放射性物質検査を実施。30日までに34河川42地点でサンプリング調査を行い、4河川5地点で結果が出た。備前川小松橋河床中央で乾泥1キロ当たり放射性セシウム5430ベクレル、美浦村内の清明川勝橋河川敷で同6250ベクレルが検出された。環境省が昨年、霞ケ浦流入全56河川中24河川で実施した同様の調査では、霞ケ浦河口約5キロ先の備前備前川橋で同2600ベクレルが検出されていた。
 また同基金は同日、国土交通省霞ケ浦河川事務所(潮来市)に対し、常陸川水門(逆水門)の開放時間を可能な限り増やし、湖内への放射性物質の蓄積を防止するよう申し入れた。逆水門の閉鎖により湖内の流動性が失われ、河川から流入した放射性物質が沈殿し蓄積しやすくなる。特に閉鎖性の高い土浦市側入り江には二つの水道用水の取水口があり、住民の命と健康に関わる深刻な問題としている。【福沢光一】

3月31日朝刊



原発事故を受けて、関東地方を流れる川や湖などの放射性物質についての調査結果がまとまり、茨城県内では、一部の川の河川敷や川底の泥などから、1キログラムあたり数千ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
環境省は、付近で生活しても健康への影響が出るとは考えられないとした上で今後も調査を続ける方針です。
この調査は、原発事故によって広がった放射性物質が、関東や東北地方の川や湖などにどの程度流れ込んでいるかを調べるために、環境省が行ったものです。
茨城県では、川や湖沼、沿岸など合わせて52地点で調査が行われました。
このうち、川の泥などに含まれる放射性セシウムの濃度が最も高かったのは、阿見町を流れる清明川の勝橋で、1キログラムあたり5800ベクレル。
河川敷など川の周辺環境で最も高かったのは、つくば市を流れる稲荷川の小茎橋で、9400ベクレルでした。
一方、川の水自体からは放射性セシウムはいずれも検出されませんでした。
このほか茨城県内の湖や沼の底にたまった泥をみますと、霞ヶ浦が250から1300ベクレル。
北浦が、217から1000ベクレル。
涸沼が162から420ベクレルでした。
環境省は、「前回12月の調査と比べて、数値が上がった所と下がった所があり、全体として下流放射性物質が移動していることが読み取れる」とした上で、「水による放射性物質の遮へい効果もあり、付近で生活する上で健康影響が出るとは考えられないが、今後も調査を続けたい」としています。調査結果の詳細は環境省のホームページで公開されます。

03月30日 20時21分

個人の意見

>また、霞ケ浦ゲンゴロウブナが同101ベクレル、ウナギが同104ベクレルと基準値を超えた。

 午前7時台のNHKで、上記のニュースを見ました。