滋賀県「雷神」ボートで外来魚駆除:電気ショック


毎日新聞 6月8日(金)13時1分配信

 琵琶湖の外来魚駆除のため、県が約600万円で購入した電気ショッカーボート「雷神」(全長7メートル、1トン)が7日、報道陣に公開された。ボートに乗り込んで作業に同行した。
 晴天の朝の大津港。エンジン音とともにボートが桟橋を離れる。湖岸から約1キロ沖合。ボートをゆっくり進めながら最大電圧1000ボルトの電気を流す電極2本を水中に沈める。電源を入れるとブーンと振動音が響き渡る。数十秒後、水中から白っぽい魚の影がゆっくりと浮かび上がった。電気ショックで気絶したブラックバスオオクチバス)だ。デッキ上の職員が素早く網を入れ、1匹ずつすくう。
 県は今月から県漁連に委託し「雷神」をほぼ毎日「出漁」させている。産卵期の7月まで、ヨシ原など浅瀬に集まる子持ちのメスや、産卵後の巣を守るオスを「一網打尽」にする計画だ。湖底に残された卵は他の魚に食べられるという。
 この日は15分間で約40匹を捕獲。体長45センチ、約2キロの大物も捕まえた。他の魚も浮くが1分もすれば蘇生し泳ぎ出す。成果は上々だが、担当者は「本来はコイやフナが浮いてもおかしくないが外来魚ばかり。これが琵琶湖の現状か」と悲しそうだった。
 県は1キロ当たり300円を漁師に補助する駆除事業で毎年300~500トンを捕獲している。県水産課の調査では、1時間あたりの作業員の平均捕獲量は「雷神」では5・08キロ。従来の銛(もり)2・83キロ、刺し網0・35キロに比べ効率がいいという。外来魚の推定生息量は5年前に比べ11年は1330トンと3割減ったが、同課は「地道に駆除を続けたい」と話す。【加藤明子

6月8日朝刊


個人の意見
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 ちなみに、これは風神

>県は今月から県漁連に委託し「雷神」をほぼ毎日「出漁」させている。
>他の魚も浮くが1分もすれば蘇生し泳ぎ出す。
>担当者は「本来はコイやフナが浮いてもおかしくないが外来魚ばかり。これが琵琶湖の現状か」と悲しそうだった。

 見守るしかないか・・・。




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