巡査部長、釣り誌執筆で報酬


京都新聞 8月25日(土)8時49分配信

 釣り専門誌に原稿を執筆するなどして報酬を得たとして、京都府警が今月上旬、高速道路交通警察隊の男性巡査部長(40)を本部長訓戒にしていたことが24日、府警関係者や監察官室への取材で分かった。公務員の兼業を禁じた地方公務員法に抵触すると判断した。巡査部長は依願退職した。
 府警関係者によると、巡査部長は海釣りがうまく、テレビの専門番組に実名でたびたび出演していた。上司が出演番組を見たのをきっかけに、府警が調査に乗り出し、兼業が発覚したという。
 府警監察官室の説明では、巡査部長は2006年~今年7月、釣り専門誌に約30本の原稿を書き、執筆料約30万円を得ていた。釣り道具会社7社からの依頼で、商品のPRや試作品の性能確認を請け負い、釣りざおやルアーなど約150点の道具を無償提供されていたという。
 地方公務員法は、許可のある場合を除き、公務員の兼業を禁止している。府警監察官室は、執筆料や無償提供された釣り道具が報酬で兼業に当たると判断した。
 同室によると、巡査部長は「釣り師として腕前が認められたと感じた。小額なので大丈夫と安易に考えてしまった」との趣旨の説明をしたという。

最終更新:8月25日(土)8時49分



読売新聞 8月25日(土)11時44分配信

 京都府警高速隊の男性の元巡査部長(40)が、在職当時の2006年~今年7月、複数の釣り専門誌で記事を執筆して計約30万円の原稿料を得たほか、記事で紹介した釣りざおなど約150点の無償提供を釣り道具会社7社から受けていたことがわかった。

 府警監察官室は、地方公務員法で禁じられている無許可兼業にあたるとして、今月9日付で本部長訓戒とし、元巡査部長は依願退職した。

 同室によると、元巡査部長は「海釣り名人」として評判だったといい、釣り仲間が専門誌に紹介。原稿料をもらい、実名で釣りざおやルアーなどの感想や釣果に関する約30本の記事を執筆した。

 民放テレビの釣り専門番組にも数回出演しており、上司が偶然見つけ、府警が調査。専門誌、番組とも警察官の肩書は伏せていた。

 府警の調べに元巡査部長は「釣りの腕前を認められた結果だと思った。原稿料は少額で、道具類も道具会社から『使って下さい』と渡されたため、問題はないと安易に考えていた」と説明。同室は「職員への指導を徹底したい」としている。

最終更新:8月25日(土)11時44分

読売新聞


毎日新聞 8月25日(土)11時17分配信

 釣り専門誌に原稿を執筆し報酬を得たとして、京都府警が高速道路交通警察隊の男性巡査部長(40)を本部長訓戒にしていたことが、府警への取材で分かった。今年7月、テレビの釣り番組に実名で出演しているのを上司が見て発覚。監察官室が公務員の兼業を禁じた地方公務員法に抵触すると判断した。処分は今月9日付。巡査部長は同日依願退職した。

 監察官室によると、巡査部長は06年~今年7月、複数の釣り専門誌に釣り道具の性能の説明やテクニックに関する約30本の原稿を書き、原稿料約30万円を受け取った。また、釣り道具会社7社からの依頼で、商品のPRや試作品の性能確認を請け負い、釣りざおやルアーなど約150点の道具を無償提供されていた。

 巡査部長は趣味の海釣りで腕がいいと評判になり、釣り仲間の紹介で雑誌に書き始めた。記事への評価も高く、次々と依頼を受けるようになったという。巡査部長は「釣りの腕前が認められたと思い、書いてしまった。少額なので大丈夫と安易に考えた」と話したという。【堀智行】



産経新聞 8月25日(土)11時9分配信

 釣り専門誌に原稿を執筆して報酬を得たなどとして、京都府警が高速隊の男性巡査部長(40)を本部長訓戒にしていたことが25日、府警への取材で分かった。訓戒は8月9日付。巡査部長は同日、依願退職した。

 府警監察官室は公務員の無許可兼業を禁じた地方公務員法に抵触すると判断。元巡査部長は監察官室に対し「金もうけが目的ではなく、自分の腕前が認められたい名誉欲からやってしまった」という趣旨の説明をしたという。

 監察官室によると、元巡査部長は平成18年から釣り専門誌に約30本の原稿を執筆し、原稿料約30万円を得ていた。また、釣り道具会社から商品のPRも請け負い、釣りざおやルアーなど約150点を無償で受け取っていた。

 元巡査部長がテレビの釣り専門番組に実名でたびたび出演していたことから発覚した。


時事通信 8月25日(土)11時54分配信

 京都府警高速道路交通警察隊の男性巡査部長(40)が、無届けで釣り専門誌に原稿を執筆し報酬を得ていたとして、府警が本部長訓戒の処分を行っていたことが25日、分かった。巡査部長は依願退職した。
 府警監察官室によると、巡査部長は2006年ごろから今年7月にかけ、釣り専門誌に約30本の原稿を執筆。計約30万円の原稿料を受け取ったほか、釣り具メーカー7社から、さおやルアーなど約150点の無償提供を受けていた。府警は無届けの兼業に当たると判断し、今月9日付で処分した。
 巡査部長の上司が7月、テレビの釣り番組に巡査部長が出演しているのを見て発覚した。 

個人の意見


 タイムリーすぎる。

>計約30万円の原稿料を受け取ったほか、釣り具メーカー7社から、さおやルアーなど約150点の無償提供を受けていた。

 何とも、もったいない・・・。