ワカサギ、釣りだけ解禁


産経新聞 8月26日(日)7時55分配信

 県は、前橋市の赤城大沼で20日に採取したワカサギから、食品に含まれる放射性物質の新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を上回る210ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。このため、県は赤城大沼漁業協同組合に対して引き続き出荷の自粛を要請したが、釣ったワカサギを全て回収し、流通させないことを条件に、9月1日からのボート釣りの解禁を認めた。




毎日新聞 9月2日(日)11時52分配信

 高崎市の榛名湖漁業協同組合(野口正博組合長)は、例年1日に解禁されるワカサギボート釣りを延期した。ワカサギの放射性物質検査に必要な検体が確保できなかったためで、昨年に続いて2年連続。
 同組合によると、放射性物質の検査には最低でも計500グラムの検体が必要だが、8月29日の組合員らによる試し釣りでも1匹も釣れなかったという。例年通り、4月に8000万粒の卵を放流し、多数の稚魚を確認していたが、その後ワカサギを確認できなくなったという。
 一方、赤城大沼ではワカサギから国の基準値を超える放射性セシウムが検出され、1日から釣った魚の回収を条件にボート釣りが解禁された。【増田勝彦】

9月2日朝刊


毎日新聞 2012年09月01日 地方版

 県は31日、県内3湖のワカサギの放射性セシウムを検査し、いずれも基準値(1キロあたり100ベクレル)を下回ったと発表した。奥利根湖みなかみ町)は同8・2ベクレル、荒船湖と碓氷湖は不検出だった。3湖では例年通りワカサギ漁が行われる。


個人の意見

>釣ったワカサギを全て回収し、流通させないことを条件に、
>9月1日からのボート釣りの解禁を認めた。

 回収するってことは、釣った後に再放流はしないということかな。




毎日新聞 2012年09月01日 地方版

 東京電力福島第1原発事故により河川や湖沼が放射性物質に汚染されている問題で、県は31日、印旛沼流域の水質や土壌を県独自に調査した結果、印旛沼や周辺の河川を中心に、川底の泥から最大1キロ当たり4600ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県は「水で遮蔽(しゃへい)されているので生活圏への影響はない」としている。

 調査は、印旛沼や周辺河川など計23点で行われた。1キロ当たり4600ベクレルと最大だった地点は印旛沼周辺の八千代市内を流れる印旛放水路の「ゆらゆら橋」。2番目に高かったのは同水路の「八千代橋」の同4400ベクレル。川底の泥については除染の基準値が定められていないが、2地点で、国が焼却灰に関して定めた埋め立てが必要となる基準値(同8000ベクレル超)の半分を超える結果だった。印旛沼自体の泥からは最大同1050ベクレルを検出した。ただ、いずれも水からの検出はなかった。【斎川瞳】