ユニバーサル、EMIレコード部門買収完了


オリコン 10月1日(月)11時31分配信

 大手レコード会社・ユニバーサルミュージックは1日、親会社であるユニバーサルミュージックグループ(以下UMG)が米国時間の9月28日に、英EMIミュージックのレコード部門の買収を完了したことを発表した。

 昨年11月、UMGがEMIミュージックのレコード部門を買収すると発表してから約10ヶ月。今回の買収完了に伴い、同日付で国内のユニバーサルミュージックとEMIミュージック・ジャパンはグループ会社となり、両社は速やかに経営統合に向け協議を進める。

 UMG会長兼CEOのルシアン・グレンジ氏は「UMGはEMIの持つ数々のすばらしいレーベルとともに、才能と個性あふれるアーティストを新たに迎えることになりました。私たちはEMIに投資し、新たな音楽を産む活力のある組織に育て、音楽ファンの皆さまに一層多様な音楽を提供し、オンライン時代の音楽サービスの成長を支えていくという本来のビジョンに忠実であり続けます」と宣言。アーティストの中には、ザ・ビートルズザ・ビーチボーイズ、ケイティ・ペリーレディ・アンテベラムらが含まれている。

 ユニバーサルミュージックCEO兼社長の小池一彦氏は「長い歴史を持ち、数多くの才能溢れるアーティスト、音楽史上に残る作品を有するEMIミュージックを迎えることを本当に喜ばしく思っております」とコメントした。

 なお、EMIの音楽出版部門は今年6月にソニーが買収している。買収完了に伴うUMGの主要レーベルは以下のとおり。

■A&Mオクトーン、エンジェル、ブルーノート、キャピトル・レコード、デッカ、デフ・ジャム・レコーディングス、ドイツ・グラモフォン、EMIレコード、ゲフィン・レコード、インタースコープ・レコード、アイランド・レコード、I.R.S.レコード、キャピトル・レコード・ナッシュビル、マンハッタン・レコード、マーキュリー・レコード、モータウン・レコードポリドール・レコード、リパブリック・レコード、ユニバーサルミュージックラティーノユニバーサルミュージックナッシュビル、ヴァージン・レコード、ヴァーヴ・ミュージック・グループ他多数


個人の意見

 自分ごときが市場原理とか言いだして何かを語ろうとは思わないけれど、業界内にある1つのものが多くを束ねて巨大になっていくことって、業界的にはどうなのかなぁ~と考えさせられます。