山形県新酒鑑評会



山形新聞 3月14日(木)20時14分配信

 県新酒鑑評会が14日、山形市の県工業技術センターで開かれ、専門家が仕上がったばかりの日本酒を審査した。各蔵元ともえりすぐりの吟醸酒純米酒を出品。審査結果を受け、全国新酒鑑評会に向けた酒質の最終調整を行う。

 県産酒のレベルアップに向けた恒例の鑑評会。県内の蔵元に加え、東北各県と新潟県などから約350点が出品された。独特の吟醸香が広がる会場で、仙台国税局の鑑定官や関連機関の職員らが審査に当たり、味わいや香りを確かめていた。

 審査を担当した県工業技術センターの小関敏彦生活技術部長・酒類研究科長は「昨夏の高温障害で酒米が硬くなり、米のおいしさを酒にするのが難しい年だった」とし「味が薄くなる懸念もあったが、蔵元の技術力は高く予想以上に仕上がりはいい」と話していた。

 15日は一般向けの利き酒もある。センターで午後2時~午後4時。


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