釣果で"放射性物質"検査「第1回 中禅寺湖 岸釣り大会」

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マイナビニュース 5月14日(火)11時10分配信


中禅寺湖漁業協同組合は6月2日、釣った魚を回収して放射性物質の検査や研究に活用する「第1回 中禅寺湖 岸釣り大会」を開催する。

中禅寺湖では、2011年の原発事故発生以降、魚から国の基準値を上回る放射性物質が検出される状況が続いている。このため、釣り客は釣った魚を持ち帰ることが禁止され、現在は「キャッチアンドリリース」のみが許可されている。

今回の釣り大会は、湖の再生を目指す取り組みの一つとして実施するもの。釣った魚は全て回収し、一部を分析機関に提供して放射性物質検査を行うほか、栃木県水産試験場にも提供して放射性物質の試験研究に使用する。検査結果については、後日、同漁協のWebサイトに掲載する。釣り大会の対象は16歳以上で、「大物賞」と「大漁賞」の2部門で審査を実施する。

併せて、初心者向けの「第1回 中禅寺湖 岸釣り教室」を開催。釣り教室の釣具は主催者で準備する。また、釣り大会および釣り教室参加者全員には、地元地域振興券1,000円分がプレゼントされるという。

開催場所は、栃木県日光市中宮中禅寺湖畔通常解禁区内。開催時間は、釣り大会が4:00~12:00(表彰式等は13:00~)、釣り教室が7:30~10:30。定員は、釣り大会が150名、釣り教室が30名。参加費は、釣り大会が2,100円、釣り教室が1,000円。参加申し込みは同漁協の電話またはFAXにて受け付ける。申込期間は5月22日まで。

(御木本千春)

[マイナビニュース]



 東京電力福島第1原発事故後、魚の持ち帰りが禁止されている中禅寺湖(栃木県日光市)で、釣った魚を放射性物質検査のために提供してもらう釣り大会が6月2日に開かれる。

 中禅寺湖漁業協同組合は13日から、参加者150人の募集を開始した。「検査に役立て、原発災害からの再生につなげたい」と話している。

 中禅寺湖の魚類は、県の放射性物質検査で、3月7日に採取したヒメマスとブラウントラウトから、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性物質を検出。同漁協は昨年と今年4月、魚を戻す「キャッチ&リリース」を条件に、釣りを解禁している。
2013/05/13 16:39 【共同通信

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