ホンモロコ:釣り堀、富士川にオープン


 体長約10センチのコイ科の淡水魚で関西地方では高級魚の「ホンモロコ」の釣り堀が富士川町にオープンし、人気を集めている。鯉(こい)の養殖を長年手掛けた同町天神中条の深沢清さん(70)が今年、養魚用の池を改装した。「釣っても面白いし、揚げるなどして食べてもおいしい。初心者でもこつをつかめばたくさん釣れますよ」とPRしている。【屋代尚則】

 釣り堀は今年4月オープン。約500平方メートルの池に約5000匹が放流されている。30人が座れ、週末には親子連れを中心に50人ほどが釣りを楽しんでいる。常連という近くの加賀美洋さん(70)は「家に持って帰って天ぷらにするのが楽しみです」とにこやかに話す。
 ホンモロコ滋賀県・琵琶湖の固有種。ワカサギに似たクセがなく上品な味で、京都の料亭などでは高値で取引されている。
 深沢さんは理髪店を営む傍ら、鯉の養殖をしていた。3年前に耕作放棄地対策を検討していたJAふじかわから「試験的に養殖して結果を知らせてほしい」と勧められて開始。インターネットで通信販売もしている。
 富士川漁業協同組合(身延町)などによると、近隣の工事の影響で川の水が濁り、魚が減り続けているという。深沢さんは「釣り堀で子供が釣りや魚に親しむきっかけにしてくれれば」と話した。
 営業時間は午前9時~午後5時で不定休。1人1時間1000円(釣りざお、えさ代など込み)。問い合わせは電話0556・22・2005。
6月11日朝刊



2013年04月26日(金)
山梨日日新聞

町の中に新しくできた釣り堀=富士川町天神中条

 養魚場を営んでいる富士川町天神中条の深沢清さん(69)は、養魚用の池の一部を改築し、コイ科の淡水魚「ホンモロコ」の釣り堀をオープンした。3年前から力を入れてきたホンモロコの養殖と趣味の釣りを結びつけ、考えついたという。

 釣り堀ができたのは町役場の約100メートル西側の深沢さんの自宅付近。2月上旬から2カ月間かけて完成させた。釣り堀は広さ495平方メートル、深さ80センチほど。養魚用に四つ並んでいる池の一つを空にし、釣り堀にした。さらにもう一つの池を取り壊し、15台分ほどの駐車場を整備した。

 堀の端には人工芝を載せた鉄板と囲いを設け、30人分の釣りスペースを用意。レジャー用の小さないすを置き、座って釣れるようにした。釣りざおと餌は貸し出している。現在、約1万匹のホンモロコの成魚を放していて、大きさは10センチ前後。天ぷら、フライ、煮付けなどにして味わうのがいいという。

 釣り堀を訪れた同町最勝寺の造園業佐塚勲さん(69)は、「町の中で気軽に釣りを楽しめるのはありがたい」と歓迎。深沢さんも「地域がにぎやかになれば」としている。

 受付時間は午前9時から午後6時ごろまで。料金は1時間1人千円(釣りざおのレンタル代、餌代込み)。問い合わせは深沢養魚場、電話0556(22)2005。




住宅街に今年4月オープンしたホンモロコの釣り堀。奥は専用駐車場=富士川町天神中条で

 体長約10センチのコイ科の淡水魚で関西地方では高級魚の「ホンモロコ」の釣り堀が富士川町にオープンし、人気を集めている。鯉(こい)の養殖を長年手掛けた同町天神中条の深沢清さん(70)が今年、養魚用の池を改装した。「釣っても面白いし、揚げるなどして食べてもおいしい。初心者でもこつをつかめばたくさん釣れますよ」とPRしている。【屋代尚則】

 釣り堀は今年4月オープン。約500平方メートルの池に約5000匹が放流されている。30人が座れ、週末には親子連れを中心に50人ほどが釣りを楽しんでいる。常連という近くの加賀美洋さん(70)は「家に持って帰って天ぷらにするのが楽しみです」とにこやかに話す。

 ホンモロコ滋賀県・琵琶湖の固有種。ワカサギに似たクセがなく上品な味で、京都の料亭などでは高値で取引されている。

 深沢さんは理髪店を営む傍ら、鯉の養殖をしていた。3年前に耕作放棄地対策を検討していたJAふじかわから「試験的に養殖して結果を知らせてほしい」と勧められて開始。インターネットで通信販売もしている。

 富士川漁業協同組合(身延町)などによると、近隣の工事の影響で川の水が濁り、魚が減り続けているという。深沢さんは「釣り堀で子供が釣りや魚に親しむきっかけにしてくれれば」と話した。

 営業時間は午前9時~午後5時で不定休。1人1時間1000円(釣りざお、えさ代など込み)。問い合わせは電話0556・22・2005。




個人の意見

 こういう釣りも楽しそうだ。