口下手な人のためのネタ帳
プレジデント 9月19日(木)8時45分配信
コミュニケーションは最初の一言でほとんど印象が決まってしまう。話し方の専門家に必須の基本フレーズを伺った。
※本記事は、新田祥子氏の話、および『こんなときなんて言えばいいの? とっさのひと言フレーズ集』(新田祥子著)をもとにプレジデント編集部作成。
●上司への質問
「2点質問があるのですが、2、3分よろしいでしょうか」
(質問数・所要時間がわかると、状況判断がしやすくなる)
●上司に呼ばれたとき
「はい、ただいま」
「はい、このFAXを送ったら、すぐにお伺いします」
(具体的行動がわかれば、相手も時間を計測できる)
●上司に仕事を頼まれた
「承知しました」「○○を○○までに仕上げればよろしいのですね」
(依頼内容と納期を確認すれば、さらに相手は安心する)
●上司に褒められた
「ありがとうございます」「○○部長にそう言っていただけると、余計に嬉しいです」
(素直に感謝の言葉を述べる。謙虚かつ前向きな言葉を添えるとさらによい)
●上司からピントはずれなアドバイス
「大変鋭いご指摘です」
(上司も万能ではない。恥をかかせず、上手に対処を)
●失言を謝罪
「申し訳ございせんでした」「深く反省しております」「これからもご指導ください」
(気をつけの姿勢をし、75度の角度で腰を折る。謝るときは徹底的に)
●上司に資料を提出
「資料のご確認、お願いいたします」
「何か不備がございましたら、ご指導よろしくお願いいたします」
「お手すきのときに、目を通していただけますでしょうか」
(黙って提出せずに、一言添える)
三浦愛美=構成 奥谷 仁=撮影
プレジデント 9月9日(月)9時45分配信
コミュニケーションは最初の一言でほとんど印象が決まってしまう。話し方の専門家に必須の基本フレーズを伺った。
※本記事は、あがり症と話し方の専門家・新田祥子氏の話、および『こんなときなんて言えばいいの? とっさのひと言フレーズ集』(新田祥子著)をもとにプレジデント編集部作成。
●名刺を交換する
「わたくし、○○会社の○○と申します。よろしくお願いいたします」
●名刺を切らしていた
「申し訳ございません、名刺をきらしてしまいました。わたくし○○と申します」「めずらしい(素敵な)お名前ですね」
●名刺交換後の一言
「オフィスは○○にあるのですか。近くに○○がありますよね」
(名前に特徴がない場合は、住所などで話題をつくる)
●アプローチしていた取引先に初めて会えた
「貴重なお時間をつくっていただいて、ありがとうございます」
「今日という日を楽しみにしておりました」
(感謝の言葉は相手の承認欲求を最大に満たす。惜しみなく使おう)
●上司を取引先に紹介する
「私の上司、部長(役職名)の○○でございます」
(年齢や立場に関係なく、必ず自社の上司を先に紹介する。役職と姓のみ)
●取引先から言いにくい意見を求められた
「個人的には○○様の意見に賛成ですが、別の見方も興味深いですね」
「仮説としては、どちらの意見も成り立ちますね」
(否定も肯定もせず、どちらも立つようにする)
●相手との距離を縮めたい
「私を部下と思って、どんどん使ってください」
「御社に学びながら成長していきたいと願っています」
「これからもご指導よろしくお願いいたします」
(自分を下に置きながら相手の懐に飛び込んで、距離を縮めてもらう)
●相手の本音を知りたい
「図々しくお聞きしてもよろしいでしょうか」
「このほかに、何か懸念はございますでしょうか」
「私の力不足で、何かお聞きできていない点はないでしょうか」
●取引先からさらに情報を引き出したい
「ベストな形でのご提案をしたいので、他に私が知っておくべき点がございましたら教えて下さい」
●可能性を知りたい
「1カ所でも気に入っていただけた点はございましたでしょうか」
「今後のためにも、足りないところをお教えいただけますか」
(接点を絶たないことを目標に話を進める)
●出会いを次につなげたい
「御社と接点ができるだけで光栄です」
「このご縁を大切にしたいと思います」
「このご縁を大切にするため、御社にメリットのある提案書を作成してみます」
(相手を喜ばせ、自分の気持ちを謙虚に伝える)
●トラブルを未然に防ぐ
「何か問題点はありますか」
「他に準備しておくことはないでしょうか」
●取引先で部下が失敗
「この度はご迷惑をおかけしまして、申し訳ありませんでした」
「少し状況をお聞かせいただけないでしょうか」
(どちらが悪いかわかっていない段階でも、まずは「迷惑をかけた」ことを謝罪)
●煮え切らない取引先の決断を促す
「残念ですが、いったん白紙に戻しましょう」
「今回は仕方ありません。またの機会にご一緒させてください」
(プラスの言葉と共にいったん引く。「逃がした魚は大きい」と思わせると得)
●ミスをしてしまった
「誠に申し訳ございません」
「早急に対応策を考えます」
(謝罪するときは最上級の言葉で。一生懸命さを伝える)
三浦愛美=構成 奥谷 仁=撮影
個人の意見
悪いと分かっていても「謝りたくない」と、最後まで押し切った人間をたくさん見てきた。
自分は逆だ。
後々、この差を見せつけてやるつもりだ。
後々、この差を見せつけてやるつもりだ。