「山田錦ビール」


神戸新聞NEXT 1月9日(木)6時30分配信


 酒米山田錦」を原料にした「山田錦ビール」を、明石ブルワリー(兵庫県明石市大久保町西島)が完成させ、発売している。苦みが少なくすっきりとした味わいに仕上がり、「兵庫特産の山田錦の名前に恥じないビールに育てていきたい」としている。

 三木市吉川町の山田錦生産者和田裕行さんが、日本酒の原料には使われない小粒米を活用しようと考え、明石ブルワリーに醸造を持ちかけた。

 同社は創業15年。主に麦芽100%の地ビール6種類を手作業で製造している。同社は「お米らしさを感じられる味わいに」との要望を受け、苦みが少なく香り高いヴァイツェンタイプのビールが最適と判断。別々に糖化した小麦麦芽と副原料の山田錦の配合に特に注意を払って完成させた。

 製造担当の城彩さん(39)は「すっきりとして和食などに合う味わい。ビールが重たくて苦手だという人にもぜひ飲んでみてほしい」と話している。

 1本(330ミリリットル)450円(税込み)。同社TEL078・948・2388

(小林良多)

個人の意見

>別々に糖化した小麦麦芽と副原料の山田錦の配合

 なるほど、ドイツでは考えられないでしょうが、日本だけでなくアジア、アメリカのビールにも麦芽、ホップ以外の副原料として米、コーンスターチなどが入っている場合がありますものね。