利根川のサケ1万8696匹過去最多 10年で遡上数12倍に


埼玉新聞 1月9日(木)23時18分配信

 2013年に利根川中流行田市須加と群馬県千代田町をまたぐ利根大堰(おおぜき)を遡上(そじょう)するサケの数が1万8696匹を観測。12年に観測された1万5889匹を上回り、3年連続で過去最多を更新した。03年の観測数は1515匹で、10年間で12倍の遡上数となった。

 独立行政法人水資源機構利根導水総合事業所(行田市)は1983年以来、毎年10月1日から12月25日まで利根川のサケ遡上数を調査している。95年から97年にかけては魚道を改修。サケが上りやすくなったため、遡上数は増加傾向にある。11年に1万5095匹と初めて1万匹を超え、12年も過去最多を更新していた。

 同事業所は「稚魚の放流や、河川環境の改善、魚道改修などの成果ではないか」と分析。今年も2月20日に地元小学校の児童らとサケ稚魚放流会や河川清掃を実施する。

 サケの捕獲は利根川全域で禁止されているが、利根大堰周辺ではサケを密漁する釣り客もいる。地元漁協が監視を続けているものの、密漁者は少なくない。漁協は利根大堰下流で全ての魚を捕獲する採捕禁止区域拡大を県に申請。昨年末に県の認可を受け、10月から12月限定で禁止区域が現状の200メートルから500メートルに拡大することが決まった。

個人の意見

 そういえば、手賀沼や大堀川などで「サケの遡上」が確認できたこともありましたね。


Wikipediaより


北千葉導水路は一部の大堀川沿いに敷設されており、途中には大堀川注水施設がある。そこから一部の水が浄化用水として大堀川に流されている。近年、大堀川にサケが遡上したのは大堀川の水がきれいになったからという説もあるが、実際は北千葉導水路から流入した利根川の水で勘違いをしたものと考えられている。


 今期も市役所の公式ウェブで平成24年11月15日掲載されるほど、恒例となっています。