「おちょこガール」


時事通信 1月12日(日)14時37分配信

 日本酒の魅力を女性に向けて発信しようと、名古屋市酒類卸会社の女性社員らが日本酒好き女性を「おちょこガール」と名付け、交流サイトや女性限定イベントを通じて普及を図っている。13日は成人の日。「新成人の皆さんも、初めてのお酒は日本人らしく日本酒で」と呼び掛けている。
 「おちょこガール」の名称は、「低調な日本酒市場をどう活性化させるか」をテーマに大学で行われた授業で学生が発表。たまたま聞きに来ていた酒類卸会社「秋田屋」企画担当の山本英里さん(25)が、語感のかわいらしさと親しみやすさに目を付けた。
 社内の日本酒好きの20代女性7人に声を掛け、「酒類業界でも『山ガール』のような女子力が注目される現象を広めていきたい」と、昨年7月にフェイスブックの公式ページを開設。同9月に「第1回おちょこガール会」を開催し、フォアグラと大根のステーキやなめろうなど各料理に合う銘柄を紹介した。
 同12月のイベントは「メリークリスマ酒」。シャンパンではなく発泡清酒で乾杯し、清酒を熟成させた古酒をかけたアイスクリームや甘酒を使ったババロアを味わった。
 両イベントには、口コミで計約100人が集まった。12月に参加した愛知県日進市の自営業庄司りえこさん(43)は「日本酒好き女性はおじさんっぽいイメージがあったが、おしゃれな雰囲気を楽しめた」と話す。
 イベントには蔵元も参加。同県設楽町醸造会社の営業担当関谷匡史さん(40)は「女性向けにフルーティーなものも造っている。これまで日本酒を飲まなかった人も、飲みやすいものがあるので試してほしい」と売り込む。
 山本さんは「イベントでは銘柄ごとの味の違いや日本酒に合う食事の組み合わせを紹介し、じっくり味わって上品に楽しめる大人の女性を増やしていきたい」と話している。

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個人の意見

 ポン女、おちょこガール…なぜか世の中で流行らせたいとき、どこの業界も女子に依存する傾向がある。