津留崎健写真展「絶景 日本の釣り」


ITmedia デジカメプラス 5月8日(金)9時39分配信

 さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。今回は、コニカミノルタプラザで5月9日から開催される津留崎健写真展「絶景 日本の釣り」を案内する。

“ 日本国内の水辺で釣りをする風景や水景を集めた作品です。

 日本人は昔から釣りと関わって独特の釣り文化を築いてきました。世界的に見てもその懐は大きく、まさに日本は釣り天国と言えます。その大きな要因となるものがこの国土が持つ変化に溢れた環境です。魚が好んで息づく水辺の風景はとても複雑で、四季によりまた様変わりしていくのです。

 私は長年、 釣り人の足跡を追って水辺の風景に接してきました。水という融通の利かない被写体は激しく穏やかにその姿を露呈し、 時には容赦なく進路を遮り身の危険さえも感じる時がありますが、そのような環境で目にするものは私にとってとても新鮮で心に響きます。景勝地でもない無名の風景に心奪われた時の喜びはひとしおで、日本にもまだこんな光景があったのかと再認識させられてしまいます。 そして多くが一瞬で終わる出合いでした。 止まっているようで常に躍動を続ける風景、自然と対峙し竿を操る人、水の情景、これらが一つの構図を作り上げた時にこそ、私の絶景が訪れるのです。魚に導かれて見る風景は、憧憬の日本原風景に違いないような気がします。本展は2014年に出版した「絶景・日本の釣り」写真集記念展として開催いたします。”


個人の意見

>魚に導かれて見る風景は、憧憬の日本原風景に違いないような気がします。

 納得。