集中力が持たなければ尻手ロープを。

 大型狙いの朗報が、次々と飛び込んでくるなか、うっかり手を離していて釣りザオを持っていかれたという話も耳にする。

 振り出しザオの竿尻には尻手環(しってかん)が備わっているけれど、ここに細引きロープや、百均のキーホルダーコーナーにもある「コイルコード」をセットして、釣り台などへ固定できるようになっているし、尻手環がなくともマジックテープ式で握りに尻手が付けられる小物も釣り具店で販売されている。


 集中力が持たずに握り部から手が離れてしまう・・・そういう人は、周囲の目を気にせず、これを利用しても構わないと思う。

 昨年、以下のような事故が発生したのは記憶に新しい。


 6日午前6時40分ごろ、埼玉県嵐山町志賀の水境上沼で、東京都東大和市蔵敷の無職片平徳次さん(78)が溺れ、搬送先の病院で死亡が確認された。

 小川署によると、片平さんは早朝からヘラブナを釣っていたが、魚に引かれて釣りざおを落とした。釣りざおを回収するため服を脱いで沼に入り、溺れたらしい。ほかの釣り人が119番した。片平さんが溺れた付近の水深は約3・2メートルだった。




 釣り専門紙の報道

埼玉県・水坂沼の閉鎖について

埼玉県比企郡嵐山町にある水坂沼は、7月6日(水)に発生した釣り人の水死事故の影響で県から厳しい指導があり、全面釣り禁止となった。良型の数釣りができる釣り場として人気があっただけに、残念な結果になった。
 水の事故で釣り禁止になってしまうケースは後を絶たない。貴重な釣り場をなくさないためにも、ライフジャケットを着用するなど各自が安全に十分配慮を。


 嵐山町住民意識調査報告書(自由記述意見)
70~74歳 男
70歳を過ぎた者にアンケートは無理です。学校の施設などまったくわかりません。町のイベントも関係なく、もっと老人を大切に...と言っても良くわかりません。唯1つ、釣りの場所など多くしていただきたい。どうしてか...いろいろな池の水を抜かれ、魚がいなくなりました。これは楽しみを取られただけで、老人をいじめていないですか。外来魚取りのこともあると思いますが、その後がない。